
愛くるしい、しわくちゃの顔をしたフレンチブルドック。
性格も人懐っこく、犬を飼いたいと考えている方にはオススメの犬種です。
しかし、こんな悩みを抱いている方もいるかもしれません。




フレンチブルドックを飼いたいけど、散歩に行く時間がそんなに取れないかも……。
散歩にいかなくてもいいのかな?
今回は上記のような一人暮らしや仕事で忙しいなど事情がある方に向けた記事となります。
筆者のプロフィール



筆者の赤おにです。
フレンチブルドックの生態や役立つ情報を発信しています。
小学生の頃からワンちゃんを10年間飼っていました。
現在はフレンチブルドックのジェームズと暮らしています。
他のワンちゃんとは違うフレンチブルドックの悩み事を解決したいと思い、記事を書いております。
フレンチブルドックに散歩はいらないのか?



結論からいうと、フレンチブルドックに散歩は必要です。
1日2回10分~20分程度の散歩に行ってあげましょう。
フレンチブルドックは、長時間運動する体力がないため、散歩は必要ないと認識している方も多いです。
フレンチブルドックは短頭種と呼ばれる犬種で、暑さ・寒さにとても弱い犬種です。
しかし、次に紹介する散歩のメリットを知れば、散歩はフレンチブルドックにも必要だと理解できるでしょう。
散歩のメリット・デメリット



さてこの章では、散歩のメリット・デメリットをご紹介します。
散歩のメリットとデメリットを天秤にかけて、必要かどうか考えてみましょう。
散歩のメリット
気分転換になる
そこまで重要なことではないように感じますが、犬にとっては重要です。
犬のほとんどの時間は、暇なのです。飼い主さんと遊んだり、散歩にいったりすることが唯一のイベントです。
散歩に行くことで、ストレスを解消することができます。
運動不足の解消
いうまでもなく、運動不足の解消になります。
そこまで体力がないフレンチブルドックでも、筋肉を大きく動かすことは重要です。
筋肉を増やすことで代謝があがり、太りにくくなります。
特に太りやすい体質のフレンチブルドックは、日頃から散歩を取り入れて、肥満にならないように心がけましょう。
社会性が身につく
散歩に行くことで、社会性が身に付きます。
飼主以外の人、お散歩中の他の犬などと触れ合うことによって、やってはいけないことを学ぶいい機会となります。
またドッグランにつれていきたいと考えている方は、散歩で他のわんちゃんと交流を深めておけばいい練習になります。
ドックランでの他のワンちゃんとのトラブルも未然に防ぐことに繋がります。
老化防止になる
散歩は、老化防止になります。
もちろん運動することによって、身体を若々しく維持できます。
またボケ防止にもなります。
犬も人間と同じで、年老いるとボケるのです。
散歩に行くことによって、新鮮な匂いや景色、音などを感じることで脳が活性化されます。
散歩のデメリット
熱中症のリスクがある
夏場の散歩は、熱中症になるリスクが高いです。
特にフレンチブルドックは、暑さに弱い犬種です。
犬は人と違い、汗腺が少ないので汗をかいて体温をさげることが得意ではありません。
なので、ハァハァと息を切らせて体温をさげようとします。
またフレンチブルドックは、呼吸器も狭く、うまく空気を取り込むことができないので、夏場は、水分を持ち歩くようにしましょう。
詳しくフレンチブルドックの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
ケガをする
フレンチブルドックは、関節が弱いので、過度な運動は関節を痛めます。
長時間走ったりするなどの無理な散歩は控えましょう。
また夏場になるとアスファルトはかなり熱い状態なので、やけどを負ってしまう可能性があります。
なるべく朝や夕方など涼しくなった時間帯に散歩しましょう。
時間がなくなる
当たり前ですが、散歩に行けば、時間はなくなります。
忙しい人には、散歩の時間ですら惜しい方もいるでしょう。
ですが、散歩は人間にとっても健康にいいことです。
そこは愛犬も飼い主も健康のために散歩しているのだ、と割り切って時間をとってあげましょう。
散歩はいつから始めればいいのか



散歩は、ワクチンの接種が終わったら開始しましょう。
ワクチン接種が終わっていないと感染症になるリスクが高くなります。
狂犬病ワクチン
特に重要なワクチンは、法律で義務づけられている狂犬病ワクチンです。
狂犬病はかかるとほぼ100%死にいたるので、必ず接種しましょう。
他にも以下のワクチンがあります。
コアワクチン
コアワクチンとは、全犬種が生活環境にかかわらず、接種すべきワクチンのことです。
- ジステンパーウイルス感染症
- パルボウイルス感染症
- アデノウイルス感染症2種
ノンコアワクチン
生活環境や居住エリアによっては、接種しておいた方がよいワクチンのことです。
- レプトスピラ感染症(沖縄や九州、四国など温暖な地域で多い感染症)
- 犬パラインフルエンザウイルス(通称犬風邪)
- ポルデテラ・ブロンキセプチカ感染症(犬の気管支敗血症菌)
以上のワクチンは獣医さんに相談して、なるべく接種するようにしましょう。
ただし、ワクチンによっては、拒否反応を出してしまうワンちゃんもいるので、注意が必要です。
雨の日は散歩はいかなくてもいい?



雨の日は、無理に散歩に行く必要はないです。
特にフレンチブルドックは皮膚が弱い犬種です。
雨で濡れた皮膚を放置してしまうと皮膚トラブルに繋がります。
もちろんタオルで拭いてあげたり、ドライヤーをかけてあげれば問題はありません。
ただし、雨に濡れたり、ドライヤーをかけられたりすることは、犬にとってはストレスになります。
雨の日は散歩にいかないかわりに、家の中でボールなどを使って一緒に遊んであげるといいでしょう。
まとめ:フレンチブルドックに散歩はいらない?散歩の必要性について解説!
いかがでしたでしょうか。
散歩のメリット・デメリットから散歩の必要性を考えてみました。
お仕事で忙しい方は散歩の時間を取るのも難しいかもしれません。
しかし、家族である愛犬の健康や幸せのためと心を改めて散歩に行ってあげましょう。
散歩にいけば、より愛犬との絆もきっと深まるはず。それでは次回の記事でお会いしましょう。