
愛嬌があり、甘えん坊なフレンチブルドック。
コミュニケーションも上手なので、飼いやすい犬種です。
しかし、こんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。




可愛いけど、興奮すると噛んでくるから痛いんだよなぁ
友達が家に来た時に、噛みつかないか心配……
自分が噛まれるならまだしも、他人や他のわんちゃんにケガをさせてしまうのは、絶対に防ぎたいですよね。
筆者のプロフィール




筆者の赤おにです。
ペットの役立つ情報を発信しています。
・犬の飼育経験10年
・現在はフレンチブルドックを飼育中
フレンチブルドックの噛み癖の原因



フレンチブルドックは、闘犬として活躍したブルドックの血が入っているので、噛む力が強いです。
なので、本気で噛まれると大ケガを負う可能性があります。
噛むことを防ぐには、フレンチブルドックの噛み癖の原因を理解することが大切です。
フレンチブルドックが噛む原因は、5つあります。
歯の生え変わり
子犬の頃は、歯が生え変わりムズムズします。
なので、人の手やおもちゃを噛みます。
人の手を噛む場合は、甘噛みの場合が多いですが、本気で噛んで来ることもありますので、注意しましょう。
恐怖心からの正当防衛
基本的に犬は、むやみに人に噛みつきません。
自分の身に危険が迫っているときなどに、正当防衛で噛んでしまいます。
犬にとっては、見知らぬ人が近づいてきたら、「怖い、襲われるかも……」と思い、先に攻撃してしまうのです。
ストレス
ストレスがたまっていると、噛む衝動が高まります。
そもそも犬には、「噛みたい」欲求があります。
犬にとって噛むことは、大きなストレス解消法なのです。
なので、飼い主が遊んでくれなかったり、散歩に行ってくれないなどのストレスがたまると、噛みつき行動につながります。
体調が悪い
体の痛いところを触られると噛みつきます。
無理に触るとケガを悪化させる可能性があります。
なので、体のどこかにケガをしていないかを優しく確認してあげましょう。
ケガを発見したら、すぐに動物病院につれて行ってあげましょう。
飼い主をナメている
犬の祖先は、群れで暮らしていました。
群れの中には、リーダーがいて、そのリーダーが現代の「飼主」であるべきなのです。
ただ犬が、「この飼主、頼りないし、全然ついていこうとおもわないわ!」と感じるとリーダーとして見てくれません。
そして、嫌なことがあれば、噛みついて意思表示をするようになります。
きちんとしつけをして、リーダーとしての威厳を出していくことが大切です。
フレンチブルドックの噛み癖を直す解決法



この章では、噛み癖の解決法をご紹介します。
噛み癖の解決法は、4つあります。
無視をする
噛まれた瞬間に、部屋を離れて無視をしましょう。
フレンチブルドックは、甘えん坊で遊ぶことが大好きなので、無視をされるのがツライです。
ただし、何時間も無視をする必要はありません。
噛まれた瞬間に無視をして、5分ほどで戻ってきて再度遊んであげましょう。
噛む→無視を繰り返すと、「噛んだら遊んでくれなくなる」ときちんと理解してくれます。
嫌がることをする
噛んだら大きな音をだす・嫌なニオイを嗅がせたりします。
そうすることで、噛んだら嫌なことが起こると条件反射で学ぶことができます。
ただし、体罰は余計に警戒心が高まり、逆効果になりますので、行わないようにしましょう。
子犬の頃からしつける
噛み癖のしつけは、子犬の頃から行いましょう。
お家に迎えてから早いうちに、人に歯を立てることはいけない事だと教えてあげましょう。
成犬になってから噛み癖を直そうとしても、いままでの習慣が抜けず、しつけの難易度が上がります。
なので、なるべく早い時期から、しつけを開始しましょう。
ストレス発散をさせる
散歩やおもちゃを使って遊んであげるなど、ストレスを解消してあげましょう。
ただ犬にはそもそも「噛みたい欲求」があるので、噛むことができる遊びも取り入れましょう。
しかし、目を話したすきに、おもちゃの誤飲をする可能性があるので、注意が必要です。
誤飲に関する詳しいことは、下記の記事でまとめいるので、ご覧ください。
フレンチブルドックに噛まれて人が死亡した事例



この章では、フレンチブルドックに噛まれて死亡した事件をご紹介します。
噛まれて死亡した事件内容
韓国の人気アイドルグループのメンバーの愛犬(フレンチブルドック)が引き起こした事件です。
リードを付けていなかったフレンチブルドックが、同じマンション住む女性のすねに噛みついたという内容です。
後日、噛まれた女性は、敗血症という病気で死亡しました。
一見、「噛みついただけで人って死ぬの?」と思うかもしれません。
死因の敗血症とはどのような病気なのでしょうか。
敗血症とは
敗血症とは、細菌を取り込んだことによる、免疫機能不全の病気です。
犬の口の中は、細菌の巣窟です。
通常は噛まれると細菌を排除するため免疫機能が働きますが、
大量の細菌が入った際に免疫機能がうまく制御できなくなります。
免疫機能がうまく制御できないことにより、自らの臓器を傷つけてしまう、命にかかわる病気です。
事件の原因とは
この事件が起こった原因は、飼い主がリードをつけていなかったことです。
マンション内で逃げ出さないという安心感からでしょうか。
しかし、他の住人の方に迷惑をかけることを想定してリードをつけることは、飼い主の義務です。
もしリードを付けていたら、噛みつきそうになっても、リードを引っ張り、距離をとることができたはずです。
自分の犬は、噛んだりしないからという自信は持たないようにしましょう。
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まとめ:フレンチブルドックの噛み癖の原因とは?解決法をご紹介します!
いかがでしたでしょうか。
フレンチブルドックの噛み癖の原因を理解した上で、解決法もぜひ実践してくださいね。
もし自分で解決することが難しいようなら、ドックトレーナーに相談してみるのもいいでしょう。
でも、まずは飼主が責任をもって、迷惑をかけないような「しつけ」をしていきましょう。
それでは、次の記事でお会いしましょう。