フレンチブルドッグを飼っていれば、その愛くるしい見た目やしぐさで癒されていることでしょう。
しかし、日々過ごす中でこんな心配をする方も多いのではないでしょうか。
おもちゃで遊ばせているけど、誤飲したらどうしよう……。
誤飲した時の対処法ってあるの?
今回は、そんな悩みを持った方に向けた記事となります。
愛犬が誤飲したら飼い主はパニックになってしまいますよね。
事前に誤飲した場合を想定しておくことで、迅速に対応ができるはずです。
誤飲の症状とその対処法について解説します。
筆者の赤おにです。
犬(主にフレンチブルドッグ)の役立つ情報を発信しています。
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- ペット栄養管理士
- 愛玩動物飼養管理士2級
- 犬の飼育経験10年
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フレンチブルドッグは誤飲しやすい?
フレンチブルドッグは、誤飲しやすいと言われています。
フレンチブルドッグは、アゴの力が強いため、おもちゃなどを壊して飲み込んでしまう可能性が高いことが原因です。
デンタルガム(犬の歯磨き用ガム)ならまだしも、おもちゃなど食べてはいけないものを口に入れた場合は危険です。
誤飲すると、フレンチブルドッグの気管は狭いため、喉に詰まってしまい、呼吸ができなくなることもあります。
吐き出してくれればいいのですが、完全に飲み込んでしまうとかなり大変ので、十分注意しましょう。
フレンチブルドッグは、短頭種と呼ばれる犬種です。
短頭種は気管が狭いので、普段の食事で吐いてしまうことがあります。
なので、フレンチブルドッグの飼い主は、吐くことに関して慣れてしまう傾向があり、注意が必要です。
なぜなら、吐くという行為は誤飲したときに見られる症状だからです。
このシグナルを見落とさないよう心がけましょう。
フレンチブルドッグが誤飲した場合の症状と対処法
誤飲した場合の症状
この章では、誤飲したときの症状をご紹介します。
前章では、「吐く」といことが誤飲の症状だとご紹介しました。
誤飲したところをはっきりと見ていれば、すぐに病院に連れていくことができます。
しかし、お留守番中や目を離しているときに、誤飲した場合は気づくことが難しいのが正直なところ……。
下記に記した症状を把握しておき、症状が見られたら、すぐに対処しましょう。
- 元気がない
- 食欲がない
- 震えている
- 何度も吐く
- よだれが大量にでる
- 呼吸困難になる
- 便秘になる
- 異常なせきをする
- 血便がでる
- 下痢になる
誤飲した場合の対処法
誤飲した場合は、すぐに動物病院に連れていきましょう。
ネットには、食塩を使って吐かせる方法などが記載されていますが、避けた方がいいです。
素人が見よう見まねで処置することは、かえって愛犬を傷つけてしまうことになりかねます。
誤飲した可能性がある場合は、獣医さんの指示に従いましょう。
何を誤飲したのか、誤飲してからどれくらい時間がたったか、呼吸や便の状態など状況を整理して詳しく伝えるようにしましょう。
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フレンチブルドッグが誤飲しやすいものとは?
誤飲しやすいものとは?
誤飲を防ぐには、誤飲しやすいものを理解することが重要です。
人間からすれば、これは大丈夫でしょと思うものでも、犬にとっては、危険なものもあります。
この章では、誤飲しやすいものを紹介します。
誤飲しやすいものは、以下のとおりです。
- デンタルガム
- おもちゃ
- タバコ
- 電池
- 乾燥剤
- 布やヒモ
- ペットボトルのキャップ
- スーパーボール
- トウモロコシの芯
- 毒性のある観葉植物
- 洗剤
- 人間の薬
- 画鋲・つまようじ・骨
- 玉ねぎやチョコレート
誤飲をさせないための対策
以上の誤飲しやすいものを理解した上で、誤飲をさせないことが重要です。
具体的には、下記のような対処法があります。
・基本的に誤飲しやすい物は近くに置かない
・口に加えて誤飲しそうなら、吐き出すようにしつけをしておく
・お留守番をさせる時は、おもちゃやデンタルガムなどは片付けておく
・部屋の中で噛んで壊しそうなものは、柵などを設けて養生しておく
フレンチブルドッグが誤飲した後の健康被害
犬の誤飲で気を付ける健康被害は、食道・胃・腸の閉塞や損傷、誤飲物による中毒です。
食道に詰まる異物としては、おもちゃなどの比較的大きなものがあげられます。
食道の閉塞の症状としては、呼吸が苦しそう、よだれが出る、落ち着きがないなどのです。
口に入れてすぐの食道での症状なので、上記の症状が出るのに時間はかかりません。
長引かせると食道の損傷にも繋がりますので、異変を感じたらすぐに病院にいきましょう。
小銭や指輪などが胃に到達しても無症状なパターンがあります。
小銭や指輪は丸みを帯びており、直接、胃を損傷することがないためです。
しかし、胃が狭くなる部分「幽門」で詰まってしまうと、激しい嘔吐を伴います。
最悪の場合、循環器障害を併発して死に至るケースもあります。
またつまようじなど鋭利なものが胃に到達した場合は、胃に穴を開けてしまう恐れがあります。
腸に異物が詰まると、嘔吐、便秘、腹痛などの症状が見られます。
これらの症状は、誤飲してから、時間が経過してから出てきます。
なので、何が原因なのかがわかりづらいのが特徴です。
最悪の場合、腸管が壊死したり、腹膜炎、敗血症を発症します。
命に関わる症状ですので、すぐに獣医さんに見てもらいましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
誤飲は、飼い主が気をつけていれば防げることなので、誤飲させない環境を作ってあげましょう。
そうすれば、余計な心配をすることなく、愛犬と穏やかな日々を送れるはず。
では、また次の記事でお会いしましょう。