犬は何度までの寒さなら大丈夫?冬の散歩や室内での寒さ対策を解説!

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犬は何度までの寒さなら大丈夫?冬の散歩や室内での寒さ対策を解説!
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「愛犬が寒さを感じていないだろうか?」

「何度までの寒さなら犬は大丈夫かな・・・」

そんなお悩みを抱えていませんか?

愛犬には毎日暖かく過ごして欲しいですよね。

そこで今回は犬に適した気温や、冬の寒さ対策について解説します。

犬に適した気温を知って、愛犬に毎日暖かく元気に過ごしてもらいましょう!

この記事を書いた人

筆者の赤おにです。
犬(主にフレンチブルドッグ)の役立つ情報を発信しています。

  • フレンチブルドッグの秘密の世界』 運営者
  • ペット栄養管理士
  • 愛玩動物飼養管理士2級
  • 犬の飼育経験10年
  • フレンチブルドックを飼育中
目次

犬は何度までの寒さなら大丈夫?

一般的に、犬は15℃までの寒さなら大丈夫といわれています。

環境省によると、犬に適した気温や湿度は以下のとおりです。

気温湿度
15~26℃30~70%
出典:環境省「適正な飼養管理の基準の具体化について」

そのため、15℃を下回ったら、エアコンをかけるなどの寒さ対策が必要になります。

ただし、適した気温は犬種によって異なります。

筋肉の少ない小型犬や、シングルコートという毛の種類の犬種は寒さが苦手です。

犬種ごとの寒さ耐性を、以下の表にまとめました。


寒さに弱い
・トイ・プードル
・マルチーズ
・パピヨンなど


寒さに強い
・アラスカン
・マラミュートサモエド
・シベリアン・ハスキー
・セント・バーナード
・秋田県
・チャウチャウなど
出典:栃木県動物愛護指導センター「寒さ対策できてますか?」

犬に適した気温に加えて、愛犬が寒さに弱い犬種なのかも覚えておきましょう。

寒い冬に犬を散歩させても大丈夫?

寒い冬に犬を散歩させても問題ありません。

むしろ、散歩は犬の健康やストレス解消に重要なため、積極的に散歩させてあげてください。

散歩をすることで副交感神経が刺激され、犬はリラックスしやすくなります。

ただし、犬が嫌がるのであれば、無理に散歩をさせる必要はありません。

なお、普段は散歩が好きな子なのに散歩を嫌がるのであれば、外が寒すぎる可能性があります。

そのときは、散歩は控えるか、服を着せるなどの寒さ対策をしてあげてください。

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冬に散歩をさせないとどうなる?

犬を散歩させないと、以下のようなデメリットがあります。

デメリット
  • 運動不足になり太りやすくなる
  • 病気のリスクが上がる
  • ストレスで吠えやすくなる
  • 飼い主とのコミュニケーションが不足し信頼関係が弱くなる

愛犬に元気に長生きしてもらうためにも、毎日の散歩は欠かせません!

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散歩のときの寒さ対策

寒い日に散歩に行く場合は、犬に服を着せてあげましょう。

裏起毛のフリース素材や、中綿入りのダウンジャケットなど、保温性の高いものがおすすめです。

ナイロン製のものなら風も通しにくく、より犬が暖かさを感じられます。

犬用の服には袖ありと袖なしの2種類があります。

袖ありは少し動きづらくはなりますが、より保温性が高いため、特に寒い日におすすめです。

薄手の服と厚手の服を両方持っておくと、寒さによって使い分けができますよ。

ハーネス付きのものを選べば、服を着せるだけで準備万端!

飼い主にとっても散歩の準備がらくちんです。

寒い日は服を着せてあげて、愛犬に暖かく散歩を楽しんでもらいましょう!

室内の暖房温度は何度が適切?

室内の暖房温度は、20〜23℃に設定してください。

環境省により、エアコンなどの温度は通年で20〜23℃前後に設定することが推奨されています。

犬が快適な環境は、人間とあまり変わりません。

人間が快適と感じる気温になるように、エアコンをかけてあげましょう。

また、体感温度には湿度も関係しており、冬は乾燥しやすいため、加湿器をかけてあげるのもおすすめです。

乾燥すると免疫力が低下し、病気にもかかりやすくなります。

気温と湿度の両方に気を配ろう!

なお、冷たい空気は温かい空気よりも重く、地面にたまりやすい性質があります。

犬は人間よりも地面に近いところで生活しているため、人間の体感温度と犬の体感温度が一致しない可能性もあります。

人間は暖かくて快適と思っていたのに実は犬が寒がっていた、なんてこともあるため、室内の温度差にも注意しましょう。

サーキュレーターや扇風機をかけて空気を循環させることで、より犬に快適な室内環境になりますよ。

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出典:環境省「動物の飼養又は保管をする環境の管理に関する事項」

室内での犬の寒さ対策

犬のために室内でできる寒さ対策をご紹介します。

今すぐできる簡単なものから試してみて、愛犬が快適に過ごせる部屋を作ってあげましょう!

エアコンをかける

一番簡単な寒さ対策は、エアコンをかけることです。

犬の快適な気温は15〜26℃と人間とあまり変わらないです。

そのため人間が快適と感じる温度にエアコンを設定してあげましょう。

外出中もエアコンをつけてあげると、犬は快適に過ごすことができますよ。

また室内の温度差にも注意してください。

冷たい空気は温かい空気よりも重く、足元にたまりやすいため、地面に近いところで生活している犬は人間よりも寒さを感じやすいです。

室内の温度差をなくすため、サーキュレーターや扇風機で室内の空気を循環させると、足元にも温かい空気がいきやすくなります。

犬用の暖房器具を使う

犬用の暖房器具は、犬が好きなときに暖をとれるためおすすめです。

人のものと同じく、犬用のホットカーペットやコタツなどが市販されています。

エアコンは部屋全体を暖めるため、犬は暑くても自分で温度調節ができません。

犬はエアコンのリモコンを操作できないからね・・・

しかし、ホットカーペットやコタツは部屋の一部を暖めます。

そのため暑くなったら暖房器具から離れることで、犬が自分で体温調節できます。

ただし、人間と同じで低温火傷には注意してください。

タイマー付きのものや、熱くなりすぎるのを防ぐ機能の付いたものを選ぶと安心です。

犬によってはコードをかじるのが好きな子もいます。

器具の破損や火事を防ぐために、コードが補強されているものならより安全ですね。

カバーが取り外しでき、洗濯も可能なタイプなら、飼い主にとってお手入れの手間も少なくなります。

犬用の暖房器具はさまざまな種類が販売されています。

愛犬の体の大きさや飼い主の希望に合わせて選んでみてくださいね。

ケージを暖かい場所に置く

日当たりのよい窓際や暖房器具の近くなど、暖かい場所にケージを置いてあげましょう。

ケージは犬にとってテリトリーであり、怖い!と思ったときに避難したり、リラックスしたりできる場所です。

しかし、ケージを閉めている場合、犬は寒い!と思っても暖かい場所に自分で移動できません。

犬がいつでも暖かくいられるよう、ケージは暖かい場所に置いてくださいね。

トイレや水飲み場を暖かくする

トイレや水飲み場の周りを暖かくしてあげることも、寒さ対策につながります。

ヒーターなどの暖房器具をトイレや水飲み場の近くに置いたり、日向などの暖かい場所にトイレや水飲み場を設置してあげてください。

寒い冬にトイレに行きたくなったとき、布団から出るのがつらいと思った経験はありませんか?

人間と同じで、犬も寒いとトイレに行きたくなくなるため、トイレに行く回数が減ります。

また、水を飲むと体温が低下するため、犬は寒いと水を飲む量が減ります。

おしっこの量や回数が減ると、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器系の病気にかかりやすくなるといわれています。

寒さだけでなく病気を防ぐためにも、トイレや水飲み場の周りは暖かくしてあげてください。

マットや毛布を敷いてあげる

マットや毛布を敷いてあげて、地面からの寒さを防いであげましょう。

犬が普段よく寝ている場所やケージの中に、マットや毛布を敷くと効果的です

冷たい空気は温かい空気よりも重いため、地面の近くにたまりやすい性質があります。

また、床は地面からの冷気がダイレクトに伝わるため、冬場は冷たくなりやすいです。

そのため、人間よりも地面に近いところで生活している犬は寒さを感じやすい傾向があります。

マットや毛布を敷いてあげることで、床からの寒さを防いであげましょう。

寒ければ毛布の中に潜り込んで暖をとることもできますよ。

寒いと犬は病気になりやすい

冬は、人間と同じで犬も病気にかかりやすいため、犬をよく暖めてあげましょう。

冬は気温が低いため体が冷えやすく、免疫力が低下しやすくなります。

空気も乾燥しているため、犬はジステンパー感染症パルボウイルス感染症などの呼吸器系の病気にかかりやすくなります。

また、人間はあまり実感がありませんが、犬は寒いと水を飲む量も減ります。

水を飲むと体温が低下するからね

水を飲む量が減るとおしっこの量も減るため、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器系の病気にもかかりやすくなります。

病気を防ぐためにも、冬は犬を暖めることを意識してください。

犬が寒いと感じているサイン

人間は寒いと震えたり、温かい飲み物が飲みたくなったりしますよね。

それは犬も同じで、犬が寒いと感じると以下のようなサインが見られます。

このようなサインが見られたら、エアコンをつけたり、毛布を与えたりしてあげましょう。

小さく丸くなり震える

犬が小さく縮こまり震えていたら、それは「寒い!」と感じているサインです。

人間は寒いとガタガタと口や体が震えますが、それは犬も同じなんです。

布団や毛布にもぐる

人間は寒いと布団や毛布に潜りたくなりますが、それは犬も同じです。

犬が布団や毛布に潜っていたら、寒さを感じているサインです。

水を飲む量が減る

犬は寒いと感じると、水を飲む量が減ります。

なぜなら、水を飲むと体温が下がるためです。

給水機や給水皿の水の量がいつもより減っていないと感じたら、犬は寒いと感じています。

外に行きたがらない

普段は散歩が好きなのに外に行きたがらなかったら、犬にとって外が寒すぎるサインです。

無理に散歩させる必要はありませんが、散歩は犬の健康やストレス解消のために大切です。

服を着せ、暖かい格好で散歩に連れていってあげましょう。

まとめ

ここまで、犬に適した気温や寒さ対策についてお伝えしてきました。

犬に適した環境温度は、15〜26℃です。

また、気温には問題がなくても、犬が震えたり暖かい場所を好んでいたら、犬が寒いと感じているサインです。

気温が15℃を下回ったり、寒がっているサインが見られたら、ここまでご紹介した寒さ対策を試してみてください。

寒い冬も、愛犬と暖かく元気に過ごしてくださいね。

犬は何度までの寒さなら大丈夫?冬の散歩や室内での寒さ対策を解説!

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