「ドッグランデビューでトラブルが起きないか心配・・・」
このような悩みを抱える飼主さんも多いのではないでしょうか?
はじめてのドッグランは、他のわんちゃんと仲良くできるか心配ですよね。
またドッグランのルールやマナーを守れるかも飼い主として気をつけたいところ・・・。
そこで本記事では、下記の内容を解説します。
筆者の赤おにです。
犬(主にフレンチブルドッグ)の役立つ情報を発信しています。
- 『フレンチブルドッグの秘密の世界』 運営者
- ペット栄養管理士
- 愛玩動物飼養管理士2級
- 犬の飼育経験10年
- フレンチブルドックを飼育中
フジタ製薬の酢酸クロルヘキシジンシャンプーは、皮脂が多いフレブルにおすすめなシャンプーです。
皮膚・被毛の洗浄や殺菌消臭に効果があります!
使用後はサッパリしてふわふわで、床屋さんみたいな匂いがほのかに香ります。
気になる方は、ぜひ試してみてくださいね!
\細菌・真菌・ウィルスなど広い抗菌作用 /
ドッグランとはどんな場所なのか?
ドッグランとは、一言でいうと「犬専用の遊び場」です。
一般的には、フェンスなどで囲まれた専用スペースになっています。
そのためリードを外しても安全に遊ばせられます。
ドッグランは、公園の一角やホームセンターなどの商業施設内、屋内運動場などの形式があります。
芝生や砂地、人工芝のドッグランが多いよ!
また、ドッグランによっては、犬用の水飲み場の他、カフェなど人用の施設が併設されているため、犬だけでなく飼い主も快適に過ごせます。
さらに、犬好きな飼い主同士の交流も楽しいものです。
ドッグランは、事故防止のために犬種(大・中・小型犬)で利用可能エリアが分けられていたり、子供の年齢制限を設けている場合があります。
それに、利用料金がかかる施設や事前登録が必要な場所もあるため、注意しましょう。
ドッグラン利用のメリット・デメリット
本章では、ドッグランのメリット・デメリットをご紹介します。
メリットとデメリットを理解した上で、ドッグランに行くかを検討しましょう。
ドッグランのメリット
ドッグランを利用する最大のメリットは、愛犬のストレス解消にあると言えるでしょう。
ドッグランではリードなしでも自由に走り回れるため、散歩とは違った運動体験が可能です。
また、他の犬や人と交流することで、愛犬に社会性を身に着けさせることもできます。
飼い主同士で情報交換できるのもメリットだね!
他の飼い主と仲良くなれば、犬を飼育する上で役立つ情報もリアルな口コミとして入手できます。
ドッグランのデメリット
一方で、デメリットとして挙げられるのが、トラブルに巻き込まれる可能性や感染症の危険です。
原因は、しつけが十分でなかったり、マナーが悪い飼い主の存在にあり、愛犬や自分自身がケガをする恐れもあります。
そして、ワクチン接種や寄生虫対策が万全でない犬がいた場合、愛犬が感染症にかかるリスクもあります。
自身の愛犬がリスク要因にならないよう、しっかりと対策した上で利用することが大切です。
子犬のドッグランデビューはいつからがいい?
子犬の場合、ドッグランデビューに適した月齢は生後4~5ヶ月頃と言われています。
理由は、3回目のワクチン接種が完了し、免疫力が十分についてくるタイミングだからです。
また、生後4~5ヶ月は社会化期が終わりに差し掛かる時期に当たりますが、ドッグランにはたくさんの犬と人が集まります。
そこで、ドッグランを利用すれば、社会性を身に着けるためのトレーニングになることが期待できます。
しかし、子犬をいきなりドッグランに連れて行っても、警戒してしまって他の犬や人と交流できることは稀です。
まずは、近所の散歩などで外の世界と、家族以外の人や犬に慣れさせておきましょう。
他人や他の犬の存在に慣れていない子犬をドッグランに連れていくと、トラブルになる迷惑行為をする恐れがあります。
トラブルがきっかけで子犬が精神的なダメージを負ってしまうと、社会性の習得が遠ざかる結果になるため注意してください。
参照:中央動物専門学校
参照:ペッツファースト
ドッグランデビュー前に!必要な準備をチェックしよう
本章では、ドッグランデビュー前に知っておきたい「必要な準備」を解説します。
ドッグランデビューを成功させるには、以下の準備をしましょう。
それでは、詳しく解説します。
しつけと性格の確認
前述したように、ドッグランを安全に利用する上で愛犬のしつけは重要です。
最低限、「待て」・「来い」・「座れ」に相当する基本的なコマンドは習得させておきましょう。
これらができないと、トラブル発生のリスクが上昇します。
また、愛犬の性格を把握するのも大切です。
愛犬が臆病なのか、興奮しやすいのかなどを把握しておけば、いざという時の対応力が上がります。
ドッグランでは、飼い主たちが愛犬をしっかりコントロールすることが要求される点は、常に頭に入れておいてください。
ワクチン接種・健康管理
ドッグランを利用する上でワクチン接種は必須です。
利用時にワクチン証明書の提示を求められるのが普通なので、必ず接種しましょう。
加えて、ノミ・ダニなどの寄生虫対策も行ってください。
これらの寄生虫は感染症を媒介するリスクがあるので、愛犬と他の犬を守るために必要です。
また、愛犬の体調が良くない時は連れていくのをやめましょう。
症状が悪化する恐れがありますし、原因が感染症だった場合、他の犬に感染させてしまうことも考えられます。
愛犬の体調回復後に、改めて連れて行ってあげましょう。
参照:たちばな動物病院
必要なもの・あると便利なもの
ドッグランを利用する時には、必須となる持ち物があります。
忘れると入場自体ができなくなるので注意してください。
同時に、あると便利なものも紹介するのでチェックしてください。
- 鑑札・ワクチン証明書
- リード
- 首輪・ハーネス
- 飲み水
- トイレアイテム
- マナーベルト(おむつ)
- おもちゃ
- ペットシート・タオル
鑑札・ワクチン証明書
ドッグランは入場の際に、鑑札とワクチン証明書の提示を求められるのが普通です。
所持していても、家に忘れるなどして提示できないと入場を断られてしまうので注意してください。
登録制のドッグランであれば、鑑札やワクチン証明書の携帯・提示を省略できます。
リード
ドッグランでは愛犬の制御が重要になるケースが多々あるため、リードは必ず所持してください。
詳しくは後述しますが、入退場は基本的にリードを付けて行うのがマナーです。
首輪・ハーネス
リードを装着するための首輪とハーネスも必須の持ち物です。
いざという時に愛犬の制御をするために必要です。
ドッグランだからと言って外さないよう(外れないよう)に注意してください。
飲み水
愛犬用の飲み水は、水飲み場がないドッグランを利用する際に必須です。
また、水飲み場がある場合でも、混雑具合によっては愛犬を待たせることになってしまうので、持って行くと安心できます。
トイレアイテム
排泄物を処理するためのトイレアイテムも忘れないでください。
具体的には、糞便を入れるためのビニール袋や尿を流すための水、愛犬の体を拭くボディシートが挙げられます。
マナーベルト(おむつ)
屋内型のドッグランを利用する場合、マナーベルトを着用させておくと安心です。
屋外型でもマーキングや粗相の対策に便利です。
おもちゃ
ドッグランによりけりですが、おもちゃの持ち込みが許可されている場所もあります。
愛犬のお気に入りのおもちゃを用意してあげれば、よりドッグランを楽しむことができるでしょう。
ペットシート・タオル
車でドッグランを訪れた際にあると便利なのが、ペットシートやタオルです。
帰る時、車内に愛犬を入れる前に体をタオルで拭いたり、愛犬用のスペースにペットシートを敷いておけば、車内が汚れるのを抑制できます。
ドッグランでの基本マナー
ドッグランでの基本マナーをご紹介します。
ドッグランを利用する全ての犬と人が快適に過ごせるよう、必ずチェックしておきましょう。
それでは、詳しく解説します。
事前にルールを調べる
利用する上でのルールはドッグランによって異なります。
犬種による入場制限や子供の年齢制限に加え、利用料金が発生する場所、利用前に登録が必要になるケースもあります。
ドッグランの利用規約は、ホームページなどで事前に調べておきましょう。
愛犬に常に気を配る
ドッグランでは愛犬から目を離さないのがマナーです。
目を離した隙に排泄などの、他の利用者にとって迷惑行為をする可能性があるからです。
また、トラブルに巻き込まれる可能性もあるので、常に愛犬の様子を確認するようにしてください。
リードを付けたまま出入りする
ドッグランに出入りする時は、リードを付けたままにするのが基本です。
ドッグランデビュー時は愛犬がドッグランに対して、どのような反応を示すのか分からないので注意してください。
興奮して他の犬や他の利用者のおもちゃを追い掛け回すことも考えられますし、怯えた愛犬がどこかに走り去ってしまう恐れもあります。
リードを外すのは、愛犬の反応を見てからにしてください。
ケンカ・マウンティングはすぐに止める
犬同士にも相性があり、相性が悪い犬同士がドッグランで出会うとケンカになる恐れがあります。
万一、愛犬がケンカをしてしまったら早急に止めに入ってください。
犬同士、ケガをする恐れがあります。
また、マウンティングを放置するのもマナー違反。
愛犬が他の犬にマウンティングしてしまったら、速やかにやめさせてください。
他の犬と交流するときは飼い主の許可を取る
飼い主の許可を得ずに、他の犬に触れたり写真を撮るのはマナー違反です。
知らない人に触れられることで、興奮したり怯えてしまう犬もいるのでトラブルに繋がります。
自ら寄ってくる人懐っこさを見せる犬でも、交流する時は必ず飼い主の許可を取るようにしましょう。
排泄物は片付ける
愛犬がドッグランで排泄してしまうこと自体は仕方のないことですが、その排泄物を放置するのはマナー違反です。
排泄行為が終わり次第、速やかに片付けましょう。
【関連記事】
ドッグランデビューの注意点
ここでは、ドッグランデビュー時の注意点をご紹介します。
注意点が頭に入っていれば、ドッグランデビューの成功が近くなるので、ぜひチェックしてください。
初めては短時間で
初めてドッグランを利用する際は、短時間で切り上げましょう。
愛犬が怯えた様子を見せている場合、ストレスを与えることになり、後に体調を崩す恐れがあります。
また、興奮しすぎて消耗してしまったり、判断力が低下して言うことを聞かなくなる可能性も・・・。
デビュー時は、愛犬の様子を見ながら早めに帰途に就くのがおすすめです。
おもちゃ・おやつの持ち込み
ドッグランによっては、おもちゃ・おやつの持ち込み自体を禁止しています。
許可している場所もありますが、混雑時は持ち込みを避けるのが基本です。
なぜなら、犬同士の距離が近くなると、おもちゃやおやつが他の犬の目に留まりやすくなり、欲しがってしまうケースがあるからです。
おもちゃの取り合いからケンカになることがありますし、おやつは犬にも食品アレルギーの問題があります。
混雑時のおもちゃ・おやつの持ち込みは、トラブルの原因になりやすいので注意してください。
ヒート中は利用を控える
避妊手術を施していない女の子は、定期的にヒート(生理・発情期)が来ます。
男の子はヒート中のニオイを敏感に感じ取り、興奮してしまいます。
飼い主でも制御が難しくなるほどに高揚してしまいトラブルに繋がるケースもあるので、ヒート中はドッグランの利用は避けてください。
愛犬が嫌がったら無理をしない
犬の性格も様々で、社交性が高い子もいれば、内気であったり、臆病、警戒心が強い子もいます。
デビュー時に愛犬がドッグランを嫌がったら、無理強いすることはやめてください。
問題行動を起こす可能性もありますし、ドッグランがトラウマになると楽しめなくなってしまいます。
嫌がった場合、近所の公園などから徐々に慣れさせて行くと良いでしょう。
子犬の幼稚園・保育園のサービスを利用するのもおすすめです。
その子に合ったペースで社会性を身に着けさせることが重要です。
ドッグランに向かない犬種
最後に、ドッグランに向かない・嫌われる傾向にある犬種をご紹介します。
共通する特徴としては、強い警戒心や動くものに対する強い執着心・攻撃性を持つ点が挙げられます。
具体的な犬種は、柴犬・秋田犬・グレートデーン・ジャーマンシェパード・ピットブル・ブルテリアなどです。
秋田犬などの大型犬種は、入場自体を制限している場所もあるので注意してください。
ただ、これはあくまでも一般的な傾向を示すものです。
ドッグランを安全に利用できるか否かは、愛犬の性格やしつけ次第で変わります。
それから、チワワなどの小型犬も嫌われる傾向があります。
理由としては、警戒心が強い上に衝突した時などに、小型犬の側がケガを負う可能性が高いからです。
小型犬をドッグランに連れて行きたい場合は、犬のサイズで利用区画を分けている施設を選択すると良いでしょう。
【関連記事】
まとめ
ドッグランは犬専用の運動場で、犬同士・飼い主同士の交流を楽しめる場所です。
上手に利用できれば、ストレス解消や社会性が身につくなど、得られるメリットが大きいです。
しかし、トラブルが発生すると愛犬のみならず、自身も心身ともに傷付く恐れがあります。
トラブルはマナー違反がきっかけで発生することが多いので、デビュー前にしっかりと準備を行っておくことが重要です。