家族の一員である愛犬とは、長く一緒に過ごしたいと考える飼主は多いと思います。
しかし、人間にも寿命があるように犬にも寿命があります。
犬の寿命は、人間より短く、かなりの確率で愛犬の死を見届けることになります。
悲しい現実ですが、犬を飼うのならば受け止めないといけない事ですよね。
今回は、以下の悩みを持った方に向けた記事となります。
犬の寿命は短いのは知ってるけど、フレブルの寿命はどれくらいなの?
筆者の赤おにです。
犬(主にフレンチブルドッグ)の役立つ情報を発信しています。
- 『フレンチブルドッグの秘密の世界』 運営者
- ペット栄養管理士
- 愛玩動物飼養管理士2級
- 犬の飼育経験10年
- フレンチブルドックを飼育中
フレンチブルドッグの平均寿命とは
フレンチブルドッグの平均寿命
フレンチブルドッグの平均寿命は、10歳~13歳といわれています。
犬の年齢は、人間の年齢に換算すると下記の表のようになります。
犬 | 人間 |
---|---|
1か月 | 1歳 |
3か月 | 5歳 |
6か月 | 9歳 |
9か月 | 13歳 |
1歳 | 16歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
19歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
- 子犬期:1か月~9か月
- 成犬期:1歳~6歳
- 老犬期:7歳~
フレンチブルドッグの寿命は他の犬種と比べると、短いとされています。
たとえば、同じ小型犬のトイプードルの平均寿命は、12歳~15歳です。
なんで同じ小型犬なのに、フレンチブルドッグの寿命は、短いんだろう?
それはフレンチブルドッグ特有の体質が影響しているんだ。
フレンチブルドッグは、短頭種と呼ばれる犬種です。
短頭種が抱える問題として呼吸器トラブルが多いことがあげられます。
鼻の孔が小さく、喉の構造も狭いので呼吸が取りづらくなっています。
最悪の場合には、呼吸困難で亡くなってしまうこともあります。
他にも気を付けるべき病気はたくさんあります。
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フレンチブルドッグが気を付けるべき3つの病気
フレンチブルドッグが気を付けるべき病気は、
鼻腔狭窄(びくうきょうさく)、軟口蓋過長(なんこうがいかちょう)、椎間板ヘルニアです。
鼻腔狭窄(びくうきょうさく)
生まれつき鼻の穴と鼻の穴に入ったところの空間<鼻腔>が狭い状態のことをいいます。
症状としては、呼吸が荒くなる、熱中症にかかりやすい、呼吸困難になりやすいなどがあげられます。
犬は人間と違って汗腺が少なく、暑いときは呼吸をたくさんして体温を下げます。
ですが、フレンチブルドッグは、鼻の穴が小さく、一度の呼吸で取り込める酸素が少ないので、体温調整は苦手なのです。
夏場は、熱中症に注意するようにしましょう。
軟口蓋過長(なんこうがいかちょう)
のどの手前にある軟口蓋という部分が長く、空気の通り道を狭めて呼吸がしづらくなる病気です。
軟口蓋過長も鼻腔狭窄と同じく、症状が重い場合は、呼吸困難になります。
対策としては、あまり激しい運動をさせない・運動後にエサを与えない・夏場の散歩は控えるなど注意してあげましょう。
椎間板ヘルニア
脊椎と脊椎の間にある脊椎版が固くなり、神経を圧迫する病気です。
人為的に品種改良されたフレンチブルドックは、軟骨が変形しやすいので、椎間板ヘルニアになりやすいと言われています。
神経を圧迫し、激しい痛みを伴うので、できればなってほしくない病気ですよね。
予防には、適度な運動・衝撃のかかるジャンプなどはさせない、肥満にならないようにするなど注意しましょう。
フレンチブルドッグを長生きさせるコツ
上記で述べたように寿命が短い、病気にも注意が必要なフレンチブルドッグを飼うには、
覚悟が必要だということがわかりましたね。
では、少しでも長生きしてもらうためは、どうすればいいのかという悩みにフォーカスしてみましょう。
栄養バランスの良い食事をとる
フレンチブルドッグは、食欲旺盛で太りやすい犬種です。
なので、栄養バランスの取れた食事を適切な量を与えることが大切です。
肥満は、様々な病気に起因するので、十分注意しましょう。
フレンチブルドッグのドッグフードをまとめた記事です。
ドッグフード選びの参考になりますので、ぜひご覧ください。
適度な運動習慣
適度な運動習慣は、肥満の防止になります。
またストレスの解消効果もありますので、毎日散歩にいってあげましょう。
フレンチブルドッグには長時間の散歩は、必要ありません。
1日2回10分~20分程度のお散歩で大丈夫です。
逆に過度な運動は、呼吸困難・熱中症・関節の痛みなどのリスクが高まりますので、注意しましょう。
適切な温度管理
フレンチブルドッグは、体温調整が苦手です。
特に夏場は注意が必要です。
エアコンなどの空調設備を使って、適切な室温にしてあげましょう。
年齢にあわせて生活習慣を見直す
前述した早見表をみると、7歳から老犬というステージに入ります。
若いときと同じような食事をしていれば太るし、運動もケガをする恐れがあります。
もちろんワンちゃんによって個体差はあるので、そのワンちゃんにあった生活習慣を考えてあげましょう。
定期的に病院で検査をしてもらう
人間のように言葉で痛さや辛さなどを伝えることが出来ないので、お医者さんに見てもらいましょう。
病院で定期的に検査してもらうことで、病気の早期発見が期待できます。
また定期的に病院に連れていくことで、ワンちゃんも病院に慣れてくれるでしょう。
また飼い主にとっても病院の診察の流れなどを理解できるので、良い勉強になります。
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フレンチブルドッグが老犬になったら気を付けること
頭を使った遊びを取り入れる
老犬になると人間と同じで認知症になる可能性が高まります。
知育玩具などを使って頭を使った遊びを取り入れましょう。
お仕事などで外出時間が長い飼主さんは、ワンちゃんの暇つぶしにもなるのでおすすめです。
散歩コースを変える
散歩コースを変えることで新鮮な風景や匂いなどを体感することで脳が活性化します。
これもボケ防止ですね。また新たなワンちゃんと出会って友達が増えるかもしれませんよね。
DHA/EPAを含んだ餌を与える
DHA/EPAを含んだ餌を与える。
人間でもサプリなどで取りますよね。
DHAは脳神経の活性化、EPAは血液の流れをよくする効果があります。
専用のドックフードなども販売されていますので、与えてあげることをおすすめします。
まとめ:平均寿命と長生きさせるコツ
いかがでしたでしょうか。
今回はフレンチブルドッグの平均寿命について解説しました。
フレンチブルドッグの平均寿命は短い方ですが、日頃の体調管理やケアを行うことで健康寿命を伸ばすことができます。
少しでも長く一緒にいられるように、ぜひ今回ご紹介したことを実践してみてください。