6月16日は「無重力の日」って知っていましたか?
え?重力が休暇を取る日?と思ったあなた、ちょっと宇宙までご案内しましょう。
この日は、ちょっぴり不思議で、なんだか浮かれた気持ちになれる記念日。
SNSでもじわじわ話題のこの日、どんな意味があるのか一緒に見ていきましょう。

無重力の日ってなに?由来と意味をわかりやすく解説
「無重力の日」って聞くと、なんだかSFっぽくて身近じゃないように思えますよね。
でも実は、日本のある“地下”の場所が関係していたりして、思ったより身近でユニークなんです。
重力に逆らうこの日、なんで6月16日なのか、どんな背景があるのか、ちょっとだけ宇宙気分でのぞいてみましょう。
「無重力の日」は6月16日!語呂合わせが由来です
6月16日、これを“む・じゅう・ろく”と読んでみてください。
なんとなく「無重力」っぽく聞こえてきませんか?
そう、この記念日は語呂合わせから生まれたんです。
数字で意味をつくるなんて、まるでダジャレ好きなおじさんの会議みたいですが、ちゃんと意味があるのがすごいところ。
この「無重力の日」は、1991年3月に北海道上砂川町が制定したんです。
日本には山の日とか海の日とか自然にちなんだ記念日がたくさんありますが、「重力がない日」って聞くだけでテンション上がりますよね。
梅雨のじめじめ気分も、ふわっと浮いて吹き飛んでくれそうな気がします。
記念日は堅苦しいものじゃなく、こんなふうにちょっと笑えるくらいがちょうどいいのかもしれません。
地下で無重力?北海道・上砂川町の挑戦
この「無重力の日」を提案したのは、北海道の上砂川町という小さな町。
なんとこの町には「地下無重力実験センター」があるんです。
地下に無重力?どういうこと?と耳を疑いたくなるネーミングですが、これが本当なんです。
この施設では、深さ710メートルの縦穴を利用して、物を落下させて一瞬だけ“無重力状態”をつくる実験をしていました。
言うなれば、超長いフリーフォール。
東京ドーム何個分?と聞かれてもピンと来ませんが、下まで物が落ちる時間はなんと10秒。
たった数秒だけど、そこで生まれる無重力の環境は、薬や新素材の研究に使われたりしていたそうです。
でも今では実験は終了して、町のシンボル的存在になっています。
普通の町が「無重力」をテーマにして町おこしをしているなんて、ちょっとかっこよくないですか?
個人的には、この“ローカル×宇宙”みたいなギャップが最高だと思っています。
ビッグバンじゃなくて、町おこしのバン!
記念日って、こういう遊び心から生まれるものこそ、長く愛される気がします。
無重力の日がトレンド入り!SNSで注目されたワケ
最近のSNSって、何気ない記念日が思わぬ形でバズることがありますよね。
「無重力の日」もその一つ。
ちょっとした“語呂合わせ”と“浮かれた気分”が、X(旧ツイッター)の空気にぴったりだったようです。
でも、どうしてこの日が特別に注目されたのでしょう?
X(旧ツイッター)での盛り上がりと注目ツイート
2025年6月16日、「#無重力の日」のタグが突如トレンド上位に。
朝からたくさんの人が「今日は浮かれよう」「重力の支配から解放された気分」といった投稿をしていました。
なんと、重力に逆らう写真や、ジャンプの瞬間を切り取った動画まで!
特に人気だったのは、猫が宙に浮いた瞬間の“奇跡の一枚”や、エレベーター内でふわっとジャンプする動画。
「重力があったらできないシリーズ」として、身の回りの“重さあるある”を逆転視点で投稿している人も多くいました。
SNSでは、「くだらないけどクセになる系」のネタが強い傾向にありますよね。
無重力の日のゆるさと、ツイートの軽さがぴったりハマって、自然とトレンド入りしたようです。
ちなみに、筆者もついつい「気持ちだけは無重力」とつぶやいてしまいました。
それにしても、重力って…思ったより毎日がんばってますよね。
他の記念日(和菓子の日など)との関連も?
6月16日は、実は「和菓子の日」でもあるんです。
お団子がふわっと浮く妄想と、宇宙に浮かぶ餅のコラボ。
誰かが「宇宙で食べる大福ってどうなるんだろう?」とツイートしたのをきっかけに、“和菓子×無重力”の妄想コラージュ画像まで登場しました。
こうした“関連する記念日が重なる”現象は、SNSで話題が派生する大きなきっかけになります。
「重力」と「和菓子」という一見つながりのないテーマを、ユーザーたちが自由な発想で結びつけるのがSNSの面白さですよね。
そのうち、宇宙カフェで「無重力わらびもち」が出てきたりするかもしれません。
いやほんと、ゼリー系は浮かせたくなりますよ。
こうして見ると、「無重力の日」がトレンドになったのは、語呂の面白さだけじゃなく、ユーザーの遊び心が加速させた結果とも言えそうです。
なんでもバズらせるのは、いつだって“重力を超えた想像力”なのかもしれませんね。
無重力ってどんな状態?宇宙と科学の話をちょっとだけ
「無重力の日」って言われても、実際に無重力がどんなものか、正直よくわからないという人も多いはず。
ジャンプして浮いてる間?
雲の上に乗ったらそうなる?
なんとなくふわふわしたイメージはあっても、リアルに感じる機会ってなかなかありませんよね。
ここではちょっとだけ、無重力の正体と、科学の世界での活躍ぶりを見ていきましょう。
重力がないってどういうこと?わかりやすく解説
まず、そもそも“無重力”って、実は「完全に重力がゼロ」な状態ではないって知っていましたか?
実際には、「微小重力(びしょうじゅうりょく)」と呼ばれる、限りなく重力が小さい状態のことを指しているんです。
たとえば、宇宙船の中。
そこでは宇宙飛行士たちがふわふわ浮いていますよね。
あれは重力がなくなったのではなく、宇宙船ごと地球の引力に引っ張られて“落ち続けている”から。
ジェットコースターが急降下するとき、一瞬ふわっと浮く感覚に近いです。
つまり、「重力が働いているけど、同時に全体が落下しているから、体が重さを感じない状態」なんです。
なんだか難しい話だけど、エレベーターで急に下がった瞬間のあの感覚が、ずっと続くと思えばイメージしやすいかもしれません。
ちょっとスリル満点だけど、日常じゃなかなか味わえませんよね。
無重力の中で進む研究や技術開発って?
そんな“ふわふわ状態”ですが、実は科学の世界ではとっても貴重な環境なんです。
たとえば、宇宙空間でしかできない実験がたくさんあることをご存じですか?
無重力では、液体がまんまるになる、水と油が分離しない、炎の形がまるくなる、など地球では見られない現象がいろいろ起こります。
こういった環境で、薬の結晶を育てたり、新しい金属材料をつくったりする実験が行われています。
地上では重力に邪魔されてうまくいかないことも、宇宙ではスムーズに進むことがあるんです。
「無重力=研究の特等席」と言ってもいいかもしれません。
最近では、人工的に無重力状態を再現する技術も進化しています。
先ほど紹介した北海道・上砂川町の地下施設もそのひとつ。
そこではたった数秒の無重力時間を使って、材料や構造物の反応を見る貴重な実験が行われていたんです。
宇宙に行かなくても、地球の中で重力を“止める”。
それって、まるで現実のスイッチを一時停止する魔法みたいじゃないですか?
科学の世界では、そんな魔法が日々、真剣に研究されているんですよ。
無重力って、ただの“浮かぶ体験”じゃなくて、未来をつくるテクノロジーのヒントがつまった世界なんです。
そう思うと、ちょっとだけロマンチックに見えてきませんか?

無重力の日にちなんで、家でできる楽しみ方5選
「無重力の日」と聞いて、「いやいや、宇宙飛行士じゃないし」って思った人、けっこういるはずです。
でも、ちょっとした工夫や発想で、家の中でも“無重力っぽさ”は楽しめます。
別に天井から浮く必要はありません。
日常にちょっとした“ふわっ”を取り入れるだけで、気分はもうISS(国際宇宙ステーション)!
それでは、気軽に試せる5つの方法をご紹介します。
子どもとできる!簡単ふわっと実験アイデア
まずは、家族で盛り上がれる“おうち実験”。
用意するのは、ティッシュペーパー・風船・紙コップなど軽いもの。
これを扇風機の風にのせて浮かせたり、高いところからそっと落として、“一番ゆっくり落ちたら勝ちゲーム”をしてみるとけっこう盛り上がります。
ティッシュがゆっくり落ちる姿って、まるで月面を漂うスペースデブリみたい。
「重力ってすごいね〜」なんて言いながら遊べば、立派な理科の授業です。
あと、スマホでスローモーション撮影を使うと、ジャンプの瞬間がまるで宇宙飛行士!
ちょっと映える動画が撮れたら、「#無重力の日」でSNS投稿してみるのも楽しいかも。
おうちで宇宙気分?VR・動画・アプリで遊ぶ方法
近ごろは、自宅でも宇宙を体験できるコンテンツが充実しています。
たとえば、スマホアプリやYouTubeで公開されている「無重力体験VR」動画。
宇宙ステーションの中を浮遊しながら進む映像は、思わず体がふわっとなるような感覚になります。
他にも、NASAが公開している無重力トレーニング映像や、宇宙飛行士の1日を描いたドキュメントなど、見てるだけで気分が宇宙です。
家にいながら「浮いてる自分」を想像できるなんて、いい時代ですよね。
音楽もポイント。
BGMに壮大な宇宙っぽいサウンドを流して、部屋の照明を少し落としてみると、一気に“無重力カフェ”に早変わりします。
個人的には、風呂の中で仰向けに浮かんで、目をつぶるとちょっとだけ宇宙に行けた気になります。
もちろん、そこは地球だけど。
こうしてみると、重力のある生活の中に、“重力を忘れる時間”をつくるって、案外いいリフレッシュになるんですよね。
非日常って、ちょっとの工夫と想像力でできちゃうものなんです。
まとめ:無重力の日は、宇宙をちょっとだけ身近にしてくれる日
今回は、6月16日の「無重力の日」について解説しました。
語呂合わせから生まれたこのユニークな記念日は、北海道の町おこしがきっかけで生まれたもので、SNSでもじわじわと注目を集めています。
重力を感じない“ふわっとした感覚”は、ちょっとした実験や動画、想像の中でも楽しめるもの。
身近な日常の中に非日常を見つけることで、心もすこし軽くなる気がしますよね。
ふだん当たり前のように存在している“重力”に目を向けるだけで、世界が少しだけ違って見えてくるかもしれません。
次の6月16日には、ちょっと空を見上げて“浮かぶ”ような気持ちで過ごしてみませんか?
