【病気を防ぐ】フレンチブルドッグの身を守るワクチンの種類とは?

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【病気を防ぐ】フレンチブルドッグの身を守るワクチンの種類とは?

家族の一員である愛犬の健康を守るためにも定期的な予防接種は重要です。

フレンチブルドッグはアレルギー体質の子が多く、健康面でハンディキャップを背負っていることもあります。

そんなフレンチブルドッグが病気で苦しまないようワクチンを接種させてあげたいと思う飼い主は多いと思います。

今回はこんな疑問を持った方に向けた記事となります。

この記事を書いた人

筆者の赤おにです。
犬(主にフレンチブルドッグ)の役立つ情報を発信しています。

  • フレンチブルドッグの秘密の世界』 運営者
  • ペット栄養管理士
  • 愛玩動物飼養管理士2級
  • 犬の飼育経験10年
  • フレンチブルドックを飼育中
目次

犬に打つべきワクチンの種類

ワクチンの種類は、大きく分けて2種類あります。

法律で義務づけられているワクチン

狂犬病ワクチン

日本で犬を飼う場合、必ず接種しなければならないワクチンが狂犬病ワクチンです。

年に1回接種する必要があります。

狂犬病ワクチン接種費用は、約3500円です。

狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染することにより発症します。

犬だけでなく、人にも感染します。

犬→人、犬→犬は感染しますが、人から人へは感染しません。

犬がかかるとほとんど死に至ります。

しかし、近年では狂犬病の発症は、ほとんどありません。

ただ海外では、いまだに狂犬病の撲滅はできていないので、外国からの狂犬病ウイルスの流入に注意が必要です。

居住場所や生活環境によって接種しておいた方がよいワクチン

犬ジステンパーワクチン

犬ジステンパーは、死亡率が高い病気です。

発症すると高熱、目やに、嘔吐や下痢、元気がなくなります。

病気が進行すると、神経系がむしばまれ、麻痺などの後遺症が残る可能性があります。

犬パルボウイルスワクチン

犬パルボウイルスは死亡率が高い病気です。

発症すると、激しい嘔吐・下痢、食欲不振、衰弱します。

重症になると脱水症状になり、死亡することがあります。

犬伝染性肝炎ワクチン

犬伝染性肝炎の症状は、発熱、腹痛、嘔吐、下痢、目が白く濁るなどがあります。

生後1年未満の子犬が感染すると、症状があらわれることなく、亡くなるケースがあります。

犬アデノウイルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)ワクチン

犬アデノウイルス2型感染症は呼吸器系の病気です。

症状は、食欲不振、発熱、鼻水、発熱、咳などです。

他のウイルスと合わさって感染すると症状が重くなり、死亡率が高くなります。

犬パラインフルエンザウイルス感染症ワクチン

犬パラインフルエンザウイルス感染症は感染力が強い病気です。

風邪のような症状ですが、他の感染症と併発すると死亡率が高まります

犬コロナウイルス感染症ワクチン

成犬の場合は軽い胃腸炎で済むことが多い病気です。

しかし、犬パルボウイルス感染症と併発すると重症化することがあります。

子犬の場合は、嘔吐や重度の下痢を引き起こす可能性があります。

犬レプトスピラ感染症ワクチン

レプトスピラ感染症は、レプトスピラという細菌による感染症です。

症状は、発熱、嘔吐、脱水、出血などです。

レプトスピラ感染症は、カニコーラ、イクテロヘモラジー、グリッチフォーサ、ポモナの4種類あります。

レプトスピラ菌に感染している野生動物の尿、その尿が付着した土や水を皮膚や口から取り込んでしまうことによって感染します。

重症化すると死に至ります

これらのワクチンを1つずつ打つのは手間なので、混合ワクチンという優れものがあります。

混合ワクチンは、6種から10種まであります。

ワクチン6種8種10種
ジステンパー
犬伝染性肝炎(A1)
犬伝染性喉頭気管炎(A2)
犬パラインフルエンザ
犬パルボウイルス感染症
犬コロナウイルス感染症
レプトスピラ感染症(イクテロヘモラジー)
レプトスピラ感染症(カニコーラ)
レプトスピラ感染症(グリッポチフォーサ)
レプトスピラ感染症(ポモナ)

10種の混合ワクチンの接種金額は、約10,000円です。

混合ワクチンの種類や組み合わせは製薬会社によって異なりますので、気になる方は獣医さんに相談しましょう。

参照:たちばな動物病院

犬のワクチン接種はいつすればいい?

ワクチンの種類はわかったけど、いつ打てばいいんだろう……

成犬の場合のワクチン接種時期について

成犬の場合は、年に1回の接種がおすすめです。

愛犬の生活スタイルや居住区域によっては不要なワクチンがあります。

しかし、基本的に散歩に行かない犬はいないと思いますので、ワクチンは打っておいた方がいいでしょう。

散歩ルートで他の犬のおしっこやウンチから愛犬に感染することもあります。

そのようなリスクを下げるためにもワクチン接種をしておきましょう。

子犬のワクチン接種時期について

子犬の場合は、ペットショップやブリーダーから接種済みのワクチン証明書を渡されるとおもいます。

生まれたばかりの子犬は、母親から免疫を譲り受けていますが、生後2~3か月たつと免疫力が弱くなりますので、

免疫をつけるためにワクチン接種が必要です。

基本的には、生後45日ごろまでに1回目生後4か月までに2回目、3回目を接種します。

子犬で迎えた際は、ワクチン接種証明を確認し、何回目の接種が完了しているか確認しましょう。

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ワクチンの副作用

人間でもワクチンの副作用で体調を崩すことがあるし、、
犬でも副作用がないか心配だなぁ……

ワクチン接種後は、人間と同様に副作用が起こる可能性があります。

症状は、食欲不振、元気がなくなる、発熱、下痢などがあげられます。

ほとんどの場合は時間が経過すれば治りますが、重度のアレルギー症状がみられる場合があります。

その際はすぐに病院に連れていきましょう。

副作用が起こっても対応できるように接種日は午前中、接種後も終日お家で様子が見れるように時間を確保しておきましょう。

ワクチン接種後は、愛犬の様子に目を配り、異変を感じたらすぐに病院にいきましょう。

ワクチン接種する前に抗原検査をするのもひとつの手

抗原検査って具体的にどういうことなんだ?

抗原検査とは、過去に打ったワクチンの効果が体内に残っているかを確認することです。

抗原検査を行い、抗体が残っていれば不要なワクチンを打つ必要はなくなります。

抗原検査は血液をとるだけなので、健康面でのリスクは低いです。

ワクチンによる副反応が大変な子には抗原検査をして、ワクチン接種を少なく済むようにしましょう。

副反応がない子には抗原検査はせずに、ワクチン接種をするという考え方でいいと思います。

犬によって体質は異なりますので、獣医さんに相談しながら決めましょう。

まとめ

・狂犬病ワクチンは年1回。費用は約3500円。

・混合ワクチンは10種類ある。費用は10種で約10,000円。

・抗原検査を行い、抗体が残っていれば、ワクチンを接種をしないこともひとつの手

いかがでしたでしょうか。

ワクチンの種類を理解することで、接種することの重要性を知ることができたとおもいます。

愛犬が散歩で心置きなく楽しめるようにワクチン接種を行い、感染症を予防してあげましょう。

ただわんちゃんによっては、アレルギー体質であったり、妊娠しているなどワクチンを打てないこともありますので、獣医さんに相談してワクチン接種を検討してくださいね。

それでは次の記事でお会いしましょう。

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