【第一種電気工事士監修】犬の感電事故に潜む原因と対策とは?

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室内で愛犬を飼っていると、そばにいる時間が多くて癒されますよね。

反対にリビングでくつろいでいるときも、

ご飯を食べているときもついて回って

かまってアピール」に少々疲れている方もいるかもしれません。

そんな愛犬を室内で飼っている方に質問です。

 

お部屋の感電対策はしてる?

あんまりしてないかな・・・・・・

それはいけないね。
電気は目に見えないけど、恐ろしいものだよ!

でも具体的にどうすればいいのかわからないよ!

第一種電気工事士である赤おにが解説するね。

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筆者のプロフィール

筆者の赤おにです。
ペットの役立つ情報を発信しています。


・第一種電気工事士
・犬の飼育経験10年
・現在はフレンチブルドックを飼育中

・2級愛玩動物飼養管理士

目次

ペットの感電事故に潜む原因とは

まずはペットの感電事故の原因を知ることが大切です。

犬の感電事故の原因は、大きくわけて2つあります。

電気コードや家電製品から感電する

お家にあるいろんな物は犬のおもちゃになります。

電気コードは、くねくねとしていて引っ張るとまるで生きているように見えます。

犬の本能で動いているものを引っ張ったり、噛んだりして遊んでしまいます。

歯がはえて間もない犬ですと、いろんなもの「噛みたい」という欲求が強いので、気をつけましょう。

電気コードは、家電製品に向かう銅線コンセントに向かう銅線がひとつにまとまっています。

ふたつの銅線の周りは、ゴム性の絶縁物に覆われているため、通常は電気コードを触っても感電しないわけですね。

これが電気コードを噛んだり、引っかいたりして中の銅線にふれてしまうと感電します

家電製品も同じく注意が必要です。扇風機・空気洗浄機・こたつ・電気カーペットなどは

電気を入れっぱなしすることが多いので注意が必要です。

もしどうしても電源をつけたままにする必要がある時は、きちんと感電対策をしましょう。

また洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなどの水まわりの家電製品は漏電事故のリスクがあります。

漏電事故とは家電機器から漏れ出た電気に触れて感電することをいいます。

水がかかる恐れが高い洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなどは、水で濡れたところを介して感電します。

コンセントから感電する

コンセントの中には、強い電圧<100V>が潜んでいます。

コンセントにプラグがきちんと入っておらず、金属の部分が見えている場合は危険です。

見えている金属部分を愛犬が噛んだり、なめてしまうと感電します

コンセントにプラグが入っていない場合でも執拗になめてしまうと唾液がコンセントに入り、感電します。

またオスのワンちゃんですとおしっこをかけてしまう可能性があるので、感電のリスクが高いです。

他には水を飲んだあと口周りが触れていることが多いので、注意をしてあげましょう。

人間の子供でもコンセントの穴にピンセットなどの先端がとがったものを入れてしまい、

感電する事故が起きていますので、十分に注意しましょう。

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コンセント・電気コードには、十分気を付けましょう!

ペットの感電事故対策とは

目に見えない電気は恐ろしいものですが、きちんと対策すれば大丈夫です。

具体的には5つの対策があります。

①電気コードをペットに近づけない

電気コードは、ペットの目に入らない場所に移動させましょう。

たとえば、カーペットの下に入れたり、垂れ下がっている電気コードは、壁に沿わせて養生しておきましょう。

市販でコードカバーも打っているので、養生が難しいところには活用しましょう。

②コンセントカバーをつける

コンセントの差し込み口に、専用のカバーをつけておきましょう。

コンセントの穴に触れなければ感電しないので、事故を防ぐことができます。

③アースを接続しておく

洗濯機や冷蔵庫などの水回りの電化製品には、緑色の線<アース線>がついています。

アース(earth)とは地球という意味ですが、電気用語では、接地といいます。

電気回路と地面を電気的に接続することで、電気を地面に逃がすことができます。

古くなった家電などは部品が劣化して本来流れないところに電気が流れてしまうことがあります。

このようにして漏れ出た電気をアース線を通して地面に流すことで、

人やペットが感電することを防ぐことができます。

④電化製品や電気コードの不具合がないかチェックする

普段から電化製品や電気コードの不具合がないかチェックをしましょう。

特に電気コードは、差し込みプラグがきちんといないことが多々あります。

このまま放置すると金具部分に触れて感電するだけなく、ホコリがたまりは発火し、火事になる恐れもあります。

しっかり奥まで差し込むようにしましょう。

犬の欲求を満たしてあげる

犬もストレスがたまると問題行動を起こします。

飼い主さんがあまり遊んでくれないから、家にあるもので遊ぼうとします。

特に電気コードなどはくねくねして遊びには適しているので、感電事故につながってしまいます。

なるべく多くの時間を使って愛犬とスキンシップをとるようにしましょう。

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感電してしまった場合の症状・応急処置について

感電してしまった場合はテンパってしまいますよね。

適切な対処ができないと愛犬の命は奪われてしまします。

何か起こってからでは遅いので、事前に感電した場合の症状と応急処置について知っておきましょう。

感電の症状

軽い感電程度なら少しの痛みを感じるくらいで、鳴き声をあげる程度の反応です。

しかし、強い電流が流れた場合は、直接触れた口や皮膚だけでなく、

筋肉や内臓までやけどを負ってしまう可能性があります。

また感電のショックによって痙攣不整脈をおこし、死に至る場合もあります。

また愛犬が感電のショックでおしっこを漏らしてしまった場合も、おしっこには触れないように注意が必要です。

焦って触れてしますと飼主さんもおしっこを介して感電する恐れがあります。

感電した時の応急処置

感電しているペットを見つけたら、すぐには触れずにまずブレーカーを切りましょう

ブレーカーを切ったら、愛犬を安全な場所に移動させて体調を確認します。

呼吸をしているか、意識はあるか、やけどによる出血はないかなど確認します。

心臓が止まっている場合は、早急に心臓マッサージをしましょう。

それでも心臓がとまったままなどの緊急の場合は、動物病院に連れていきましょう

病院で感電の初期症状どのような経緯で感電したかなど聞かれますので、詳しく話せるようにしておくことが大切です。

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まとめ

・電気コードやコンセントに注意

・家電製品にはアース線をつける

・感電直後はすぐに触れない

いかがでしたでしょうか。

電気は目に見えず恐ろしいものですが、

きちんと対策すれば感電事故は防げます。

愛犬と過ごすうえで、エアコンや扇風機、

ドライヤーなどは必要不可欠なので、

上手に電気と付き合っていきましょう。

それではまたの機会にお会いしましょう。

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