犬の散歩の時間・回数の目安は?散歩の仕方や必要性を徹底解説!

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犬の散歩の時間・回数の目安は?散歩の仕方や必要性を徹底解説!
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みなさんの愛犬は一日どれくらいの時間お散歩をしていますか?

それぞれの家庭でお散歩の時間に違いがあると思いますが、実際犬のお散歩の適切な時間はどれくらいなのでしょうか。

この記事ではお散歩の必要性と、適正時間・回数の目安をご紹介します。

この記事を書いた人

筆者の赤おにです。
犬(主にフレンチブルドッグ)の役立つ情報を発信しています。

  • フレンチブルドッグの秘密の世界』 運営者
  • ペット栄養管理士
  • 愛玩動物飼養管理士2級
  • 犬の飼育経験10年
  • フレンチブルドックを飼育中
目次

 犬の散歩時間は一日何回?何分目安?

本章では、犬の散歩時間の目安を解説します。

実は犬のサイズによって、散歩時間に違いがあります。

それでは、詳しく解説します。

①小型犬の場合

小型犬のお散歩時間の目安は「1日1〜2回・1回20〜30分」です。

距離にすると1〜2km程度を目安にしましょう。

小型犬は必要運動量が比較的少ないので、20〜30分のお散歩でも十分ストレス解消やコミュニケーションになるでしょう。

②中型犬の場合

中型犬のお散歩時間の目安は「1日2〜3回・1回30〜40分」です。

一日でいうと距離にして1回2〜3km程の運動が好ましいといえるでしょう。

中型犬は犬種によりますが、必要運動量は比較的多いです。

ボーダーコリーやウェルシュコーギーなどの犬種は、日々のお散歩に加えて定期的にドッグランなどで思いっきり走らせてあげるのもいいですね。

③大型犬の場合

大型犬のお散歩時間の目安は「1日2〜3回・1回60分前後」です。

大型犬は、必要運動量が多く日々のお散歩は欠かせません。

4km前後のお散歩を1日2〜3回するのが好ましいです。

また、ボール遊びや公園でのランなど、お散歩だけでなく工夫して遊びを取り入れていくことをおすすめします。

しかし、歩きすぎも良くありません。

ゴールデンレトリバーなどの大型犬は関節の病気にかかるリスクが高いです。

そのため関節に負担がかかる長時間のお散歩は控えるようにしましょう。

犬の散歩は必要?必要な理由4つを解説!

結論からいうと、犬にお散歩は必要です。

その理由は以下の4つですが、どれも犬の健康や生活の質の向上に繋がります。

上記を踏まえて愛犬との時間をよりいっそう楽しんでくださいね。

それでは、詳しく解説します。

①ストレス発散

まず、お散歩はストレス発散にも繋がります。

室内だけの遊びでは限界がありますよね。

新鮮な外の空気を吸って、体を動かせばストレス発散になります。

お散歩が嫌いな犬も多くいますが、基本的にはストレス発散にはお散歩が良いといわれています。

②運動不足解消

お散歩は運動不足解消にかなり役立ちます。

運動不足は肥満に繋がったり、筋肉の健康維持にも悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため摂取カロリー分は運動でカロリーを消費して体重管理をしたいですね。

肥満は病気の要因です。

適切な食事管理と体重管理は愛犬の長生きの手助けとなるでしょう。

愛犬の健康のためにもお散歩はなるべく行くようにしたいですね。

③コミュニケーション

お散歩は愛犬とのコミュニケーションの場としても有効です。

どうしても家にいる時は四六時中遊んで一緒に過ごすことは難しいですよね。

しかし、お散歩はその時間がすべて自分に目が向いていると喜んで外出する犬が多いです。

また他の散歩中の犬と触れ合う機会もあるため、犬同士の交流もできるのがメリットです。

飼い主さんの目を見て歩幅を合わせて歩くお散歩はコミュニケーションを大事にしている犬の特徴ともいえますね。

④足腰(筋肉)の健康維持

歩くことは足腰の健康維持にも大きく影響します。

私たち人も同じくあまり歩かない生活を続けると筋力が低下し、若年でも足が痛くなったり歩くことを避けたりしてしまいがちですよね。

犬も毎日歩く犬と歩かない犬では筋肉量などに違いが出ると報告されています。

ですので、適度な犬の散歩は長生きにも繋がっているのです。

子犬はいつから散歩ができる?

子犬がお散歩を始められる時期は「初年度のワクチン接種が済んでから」です。

子犬は体温調節機能や免疫機能が弱く、成犬よりも病気にかかりやすい特徴があります。

そのため、初年度の2〜3回のワクチン接種後、抗体ができた頃から散歩を開始するのがおすすめです。

また、生後3か月頃は社会化期と呼ばれる犬にとって大切な時期です。

見たもの聞いたものを記憶していき、社会性を身に着ける頃です。

ワクチン接種がまだでも、ペットカートや抱っこでのお散歩で外の世界を見させておくこともかなり重要です。

その際はリードやハーネスを付ける練習をしておくとなお良いですね。

 犬の散歩の注意点

犬の散歩にもいくつか注意点があります。

リードの着用や排泄の処理をするなどのマナーは犬を飼っている人であれば誰もが当たり前に行いますが、そのほかにも気を付けたい事項5つをご紹介します。

それでは、詳しく解説します。

①夏場の熱中症・火傷

まず、気を付けたいのが夏場の散歩です。

夏場は気温が高く、地面が熱されているため、犬が歩くと火傷してしまいます。

私たちは靴を履いていますが犬は裸足で歩く子がほとんどですよね。

また、私たちよりも地面に近いので暑さも私たちの倍は感じていることでしょう。

夏場の散歩は日が昇る前の早朝日が沈んで地面が少し冷えた夜中に行くことをおすすめします。

また、犬は熱中症にかかりやすく、重症になると死に至るケースがあります。

熱中症予防のためにも保冷剤を首に巻いて外出する・靴を履かせるなどの工夫もしてあげましょう。

②雨天時の感染・ウイルス性疾患

レプトスピラという病名を聞いたことがあるでしょうか?

経皮感染する代表的なウイルスです。

このウイルスはネズミなどの野生動物の排泄物を介してうつる人獣共通感染症です。

雨天時は土壌の水が流れて感染源が広がる危険性があり、感染症のリスクが高まります。

皮膚から病原菌が侵入できるウイルスですので、いつかかるかわかりません。

外でしか排泄できない犬は雨天時も1日4〜5回程お散歩をするかと思いますが、その際は靴を履かせる・レインコートを着せるなどすることが好ましいです。

雨天時は排泄のためだけのお散歩にしましょう。

③拾い食い

お散歩中の拾い食いで小石や草などの異物などを食べてしまったりする事故が多くみられます。

草を食べることを許容する飼い主さんがたまにいますが、毒性があるものや除草剤などが撒かれている場合があったりとかなり危険です。

小石や木の枝などは腸閉塞の危険性があり、命に関わる重大な事故です。

お散歩中は犬から目を離さないように注意しましょう。

④他の犬との接触マナーを心得る

お散歩中、他の犬とすれ違うことがありますよね。

その際むやみに近づいたり走り寄ったりする行為は控えましょう。

自分の愛犬の性格は理解していても、他の犬の性格はわかりませんよね。

犬同士の咬傷事故は意外にも多く発生しています。

軽い挨拶は飼い主さん同士の合意の元、犬友作りをするようにしましょう。

⑤ノミダニ・フィラリア予防をする

お散歩しない犬も予防は必須ですが、お散歩をする犬は感染のリスクが高まります。

ノミマダニ・フィラリアの予防は必ずしておきましょう。

フィラリアの予防時期は地域によって異なりますが、蚊の発生時期の前後1か月を目安に8〜10か月間の予防がおすすめです。

ノミマダニは低気温でも活動するため、通年の予防が好ましいです。

おやつタイプや液剤タイプ・錠剤タイプなど選択肢は幅広いので愛犬に合った予防法を獣医師と相談の元、続けておくようにしましょう。

とくにマダニは命を落とす怖い病気を運ぶ可能性があるので、愛犬のためにも怠らないようにしたいですね。

犬の散歩の仕方

では、実際に犬の散歩のやり方を紹介します。

犬を飼っている家庭なら理解されているかと思いますが、今一度見直してみましょう。

それでは、詳しく解説します。

①あまり立ち止まらず歩く

誤食や事故の原因となるため、お散歩時はあまり立ち止まらずにスタスタと歩くことを心がけましょう。

飼い主さん同士で話し込んでいる間に、退屈した犬が草や小石を食べていることに気づかないケースがあります。

また、電信柱などの匂いを嗅いでしばらく立ち止まる犬が多いかと思いますが、排泄物も感染源となる可能性があるため、おすすめできません。

基本、飼い主のペースに合わせて犬がしっかりと飼い主の目を見て歩幅を合わせる散歩が理想です。

トレーニングを積めばお利口にお散歩できるようになるため、犬と飼い主さんと共に根気強く頑張っていきたいですね。

②排泄処理はマナー

お散歩中の排泄物は必ず処理しましょう。

お散歩中の緩い便を取り残してしまう飼い主さんが多く感じます。

取りきれないものは水で流し、ペットシーツで汚染された水を責任持って拭き取り綺麗にしましょう。

また、公園などロングリードでの散歩で自由に排泄させる飼い主さんも少なからずいますが、危険ですのでやめましょう。

③ルートは決めないほうが良い

みなさんはお散歩のルートが決まっていますか?

結論から言うと、ルートは決めない方がいいと言われています。

理由は2つ「犬が主導権を握ってしまうようになる」「気分転換や脳への刺激のため」です。

お散歩のルートを決めてしまうと犬が道を覚えてしまい、引っ張り癖が出てきてしまうためです。

また、ルートを決めないお散歩は犬がしっかりと飼い主に合わせて散歩するようになるため、しつけの一環としてルートはバラバラにすることをおすすめします。

また、気分転換・脳の刺激のためにもルートは決めない方が良いといわれています。

毎日同じ風景の同じ感覚だと覚えてしまい、楽しさや新鮮さがなくなってしまいます。

適度に刺激を与えるためにも、いろいろなルートで楽しみましょう。

まとめ

本記事では、犬の散歩時間の目安を解説しました。

散歩時間

犬にとってお散歩は必要であることがわかりましたね。

適度なお散歩は犬の将来の健康状態にも繋がります。

また、お散歩には注意点もたくさんありますが、愛犬のための大切な事項です。

今一度ルールやマナーを確認して、楽しく愛犬との時間を過ごしましょう。

犬の散歩の時間・回数の目安は?散歩の仕方や必要性を徹底解説!

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