日中や寝ている間も愛犬のためにエアコンをつけっぱなしにすべきかどうか悩んでいませんか?
昨今の夏場の暑さはエアコンなしでは過ごせないほどですよね・・・。
そこで本記事では、下記内容を解説します。
筆者の赤おにです。
犬(主にフレンチブルドッグ)の役立つ情報を発信しています。
- 『フレンチブルドッグの秘密の世界』 運営者
- ペット栄養管理士
- 愛玩動物飼養管理士2級
- 犬の飼育経験10年
- フレンチブルドックを飼育中
夏場に犬が快適なエアコンの設定温度
夏はエアコンの設定温度を18度~26度に設定しましょう。
犬にとって快適な温度は18度~26度と言われており、湿度は50%がちょうどいいとされております。
なるべく60%以下になるように心がけましょう。
犬は暑さに弱い生き物ですので、若干人が寒いくらいで犬にとってはちょうどいい温度です。
とくに毛皮の厚い犬種や、子犬や老犬は非常に暑さを感じやすいため、18度くらいと低めに設定してあげるとよいでしょう。
愛犬にとって快適な温度にするために行動を観察して、快適な気温を見つけてあげましょう。
犬のために夏場はエアコンをつけるべき?
犬はとても暑さに弱い動物です。
いつもよりハァハァしている、元気がない、暑い日が続いているといった場合にはエアコンを常時つけておくことを考えてください。
目安としては室温が28℃を超えるようであれば、エアコンを常時つけることを検討してもよいでしょう。
犬のためにエアコンを使用する際の3つの注意点
本章では、エアコンを使用する際の注意点を解説します。
それでは、詳しく解説します。
①エアコンが直接当たらないようにする
エアコンが直接愛犬に当たっていないかを必ず確認しましょう。
直接当たっていれば犬も人間と同じように体が冷えて体調を崩しやすくなってしまいます。
そのために風向きを調整したり、風よけを設置するなど、犬に直接冷風が当たらないように工夫しましょう。
とくに小型犬や老犬は体が小さいので、冷えの影響を受けやすいので注意が必要です。
②エアコンの設定温度をチェックする
エアコンの設定温度にも注意を払いましょう。
とくに ハァハァと舌を出して体温調節をしている(パンティングしている)犬には空調温度を1度2度下げてもよいでしょう。
また、長い間冷房に当たり続けると、人間と同じように「冷房病」になる恐れもあります。
元気がない、食欲不振、鼻水、といった症状は冷房病のサインですので、そういったサインも見逃さないようにしましょう。
③水分補給も忘れずにする
犬は口から息を吐くことで体温を調節するので、口の中の水分が非常に乾きやすい特徴があります。
そのため、水分補給ができる場所を設置するとよいでしょう。
不足しないように複数個所におくと安心です。
犬のためのエアコン使用時期は?
愛犬のためのエアコンの使用時期はおよそ、6月~9月頃です。
室内温度が25度以上の時はエアコンを使用したほうがいいでしょう。
エアコンをつけるべきベストな時期は厳密には決まっておりません。
室温が高いと感じる日が続くのであれば適宜使用するようにしましょう。
電気代の節約方法は?
愛犬がいるとエアコンの使用頻度が高くなり、電気代が心配になりますよね。
そこですぐに実践できる電気代の節約方法についてまとめました。
- 留守の際はタイマーを使用する
- ペット用冷風扇を利用する
- エアコンのフィルター清掃をこまめに行う
- エアコンとサーキュレーターを併用する
- 自動運転にする
- 電力会社を見直す
以上が電気代の節約方法です。
とくにおすすめはエアコンとサーキュレーターの併用です。
エアコンの冷気をサーキュレーターで部屋全体に行き届けさせれば、エアコンの電気代が節約できます。
下記のようなサーキュレーターは価格もお手頃なので、ぜひ試してみてくださいね!
エアコン以外に犬におすすめの夏バテ対策グッズ
本章では、エアコン以外の夏バテ対策グッズをご紹介します。
それでは、詳しく解説します。
冷風扇
冷風扇とは水を入れて使うタイプの扇風機のことです。
冷感マットなどと一緒に使えば熱中症対策に大いに役立つでしょう。
基本的にはエアコンよりもかかるお値段が安く済みますのでうまく使えば電気代の節約にもつながります
温度調整ができるペット・ハウス
ペットのために温度調節ができるペットハウスを用意してあげるのもおすすめです。
犬や猫にとって、夏冬の厳しい室温は体調を崩す原因となります。
冷暖房付きペットハウスは、室温を快適に保ち、愛犬や愛猫にとって一年を通して居心地の良い空間を提供することができます。
エアコンを使えばかかる電気代もペットハウスを使えばかなり節約できます。
クールバンダナ
人間と同じように、首回りを冷やしておくことで夏の温度調節にかなり貢献できるでしょう。
頭からかぶるのがニガテな愛犬にもリボンタイプのバンダナもあります。
愛犬にあったものを選んであげてくださいね!
冷感マット
夏の暑さは愛犬たちの大きな負担になります。
とくに地面からの照り返しの熱や、自身の被毛による体温上昇は、熱中症のリスクを高めます。
犬・猫用冷感マットは、そんな暑い夏を快適に過ごすための必須アイテムです。
熱中症予防やひんやりとした冷感を得られるため、夏場は積極的に取り入れましょう。
ひんやり素材のおもちゃ
ひんやり素材のおもちゃを使うといいでしょう。
こういったおもちゃを使えば、愛犬にとって冷感を得ることができるのはもちろん、夏場の運動不足の解消にもつながります。
暑さに弱い犬種は?
もともと犬は暑さにとても弱い動物です。
その中でもよく人気な短頭種についてご紹介させていただきます。
- チワワ
- フレンチ・ブルドッグ
- ボストン・テリア
- ボクサー
- パグ
- シーズー
- チベタン・スパニエル
- チャウチャウ
- 狆(ちん)
- ブルドッグ
- ペキニーズ
- ブリュッセル・グリフォン
- キングスチャールズ・スパニエル
短頭種の他にも、シベリアン・ハスキーやサモエドは暑さに弱いです。
もともと涼しい地域にいた犬種や毛がふわふわしている犬種についても暑さに弱い犬種と言えます。
犬の夏バテの初期症状
犬の夏バテは以下のような初期症状が当てはまります。
- 食欲不振が2日3日も続く
- 元気がない
- ぐったりしていて睡眠時間が長い
- 下痢や嘔吐をする
- 体重減少がみられる
- 口臭がひどい
- 大量の水を飲んで大量のおしっこをする
これらの症状が見られたら、愛犬が夏バテしているかもしれません。
犬が夏バテしてしまったら
本章では、犬が夏バテしたときの対策をご紹介します。
それでは、詳しく解説します。
涼しいところへすぐさま移動する
まずは体を冷やしてあげるというのは大前提ですが、涼しい場所にうつしてあげるのも非常に大事です。
広場などどうしても日射が避けられない際はタオルなどで覆ってあげるなど、少しでも熱を与えないようにしましょう。
すぐに動物病院を受診する
犬が夏バテしてしまったら、できる限りはやめに動物病院へ受診しましょう。
残念ながら、夏バテに対しての特効薬はありません。
動物病院に行けば、脱水していたら点滴などの症状にあった処置をしてくれるため、愛犬の苦痛軽減につながります。
消化に良い食事を心掛ける
夏バテの際は消化器官が弱っているため、犬用のお粥や、鶏肉や白身魚などの消化しやすい食材を使った手作り食を与えましょう。
また、ドライフードを与えているならお湯で十分ふやかしてあげましょう。
まとめ
本記事では、愛犬が快適に過ごせる室温やエアコンの正しい使い方を解説しました。
夏はエアコンの設定温度を18度~26度に設定しましょう。
エアコンを使用する際には次の3つのポイントに注意しましょう。
さらに、エアコンだけでなく、下記の暑さ対策グッズも利用するのをおすすめします。
愛犬にとって居心地の良い空間づくりをして、愛犬の健康を守っていきましょう!