愛犬のウンチが「下痢」となれば一層お手入れが大変になりすよね。
しかし、もう一つ気をつけなければならないのが「便秘」です。
便秘を放っておくと、便が硬くなって出にくくなり、愛犬のストレスになります。
また他の病気の引き金になる可能性があるので、注意が必要です。
今回は、愛犬が少しでも健康でいられるように、便秘の原因と予防策をご紹介します。
この記事で解決できる悩み
・愛犬の便秘の原因を知りたい
・便秘の予防策ってあるの?
・便秘の症状ってあるの?
筆者の赤おにです。
犬(主にフレンチブルドッグ)の役立つ情報を発信しています。
- 『フレンチブルドッグの秘密の世界』 運営者
- ペット栄養管理士
- 愛玩動物飼養管理士2級
- 犬の飼育経験10年
- フレンチブルドックを飼育中
犬がうんちをしない(便秘)原因5つ
食べ物の影響や水分不足
食物繊維の過剰摂取、自分の毛や未消化の異物の飲み込み、水分不足などは、便が硬くなり便秘の原因になります。
食物繊維や水分の摂取量を増やす、ドライフードをブレンドしたウェットフードやモイストフード、スープなどの形で水分を加えるなどの食生活の工夫も有効です。
ヨーグルト、バナナなどのプロバイオティクスの摂取も、腸内のプロバイオティクス細菌を増加させ、消化器系の健康を改善するのに有効な場合があります。
その他、サイリウムハスクやオーツブランなどの便軟化剤を使用したり、プロバイオティクスパウダーやオメガ3脂肪酸を補給することも便秘対策に有効です。
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犬がトイレの場所を不快に感じたり、排便スペースが汚いと排便を我慢して便秘になることがあります。
トイレが汚れていたり、不快な環境であったりする場合は、愛犬が安心して排泄できる清潔な場所を作ってあげましょう。
排泄した後は、必ずその場所を掃除してあげてください。
また、人が大勢出入りするような場所は避けたほうがいいでしょう。
犬種によって、環境に適応するのが得意な子とそうでない子がいることも覚えておきましょう。
排便スペースのお掃除を楽にする方法を知りたい方は、
下記の記事が参考になりますので、ぜひご覧ください。
運動不足
便秘は、愛犬の運動不足で消化器官がうまく動いていないときに起こります。
ケガや病気で安静が必要な場合を除き、愛犬に十分な運動をさせるようにしましょう。
運動不足の兆候としては、走り回ったり遊んだりすることにあまり興味を示さなくなったり、活動量が減り、すこし動いただけですぐに疲れてしまったりすることがあります。
便秘は、食欲の低下、排便時の力み、便の回数の減少など、時間の経過とともに著しく悪化することがあります。
また、老犬の場合は、運動量を把握し、年齢に応じた運動をさせることが大切です。
薬の影響
病気の治療のために服用している薬の影響で、愛犬が便秘になることがあります。
たとえば、抗がん剤、鎮痛剤、鉄剤、硫酸バリウム、利尿薬、抗ヒスタミン薬、吐き止め薬などがあります。
食事の変更、水分摂取量の調整などの治療の計画のひとつとして薬の処方があります。
薬を飲み始めてから排便が困難になった場合は、自分で判断して薬を与えるのをやめずに、すぐにかかりつけの医師に相談してください。
老化の影響
愛犬の年齢が上がるにつれて、筋力が低下し、便秘になることがあります。
食事と定期的な運動習慣で改善することができます。
犬も老化すると運動量が下がってきます。
「健康のために運動させないと!」と思い、無理な運動をさせるとケガの原因になるので、注意しましょう。
またシニア犬用フードには、ペットの健康維持に役立つビタミンやミネラルが配合されていますが、与えすぎは禁物です。
肥満はさまざまな健康問題を引き起こす可能性があり、また既存の病状を悪化させる可能性もあります。
愛犬が年を重ねるごとに食事量と運動量には気をつけるようにしましょう。
ウンチの処理の仕方を知りたい方は、
下記の記事が参考になりますので、ぜひご覧ください。
犬がうんちをしない(便秘)場合の予防法とは?
犬がうんちをしない(便秘)場合の予防法|運動させる
犬を運動させることは、便秘の予防になります。屋外でのんびり散歩したり、室内でおもちゃやボールで遊んだり、愛犬に必要な運動量を確保することは、消化を促進するために有効です。
特に、高齢の犬は運動不足になりがちで、便秘になりやすいので、短い散歩の回数を増やし、適度な運動量を確保することは、消化だけでなく、体全体の健康にも非常に有効です。
犬がうんちをしない(便秘)場合の予防法|水分をたくさん与える
水分をたくさん与えることで、便秘の予防になります。
しかし、愛犬に水を無理に飲ませるのは難しいですよね。
定期的に新鮮な水に取り替えたり、形や大きさの異なる複数のボウルを置いたりして、水を飲むよう促してみましょう。
食事のときも、同様に水の摂取量をコントロールすることが不可欠です。
またドライフードにお湯やスープなどを加えるのも有効ですし、ウェットフードを与えて食事のクオリティをあげると進んで水分補給をさせることができます。
犬がうんちをしない(便秘)場合の予防法|食物繊維を取らせる
便秘解消のために食物繊維を摂ることも効果的です。
ドッグフードの粗繊維の表示も参考にするとよいでしょう。
腸内環境を最適にするためには、食物繊維が少なすぎて便秘になったり、多すぎて逆に下痢になったりすることのないよう、適切な量のフードを選ぶようにしましょう。
食物繊維のサプリメントを勧められた場合は、最適な効果を得るために、必ず病院から指示された量を守ってください。
また、食物繊維の種類によっては、犬にとって悪影響となる可能性があるので、注意して与えましょう。
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犬がうんちをしない(便秘)場合の予防法|お腹のマッサージをする
お腹のマッサージは、便通を促すのにも効果的です。
人と同じように、下腹部を「の」の字を描くように優しくマッサージします。
このとき、愛犬がリラックスしていることが大切です。
普段からしっかりコミュニケーションをとって、「信頼できる大好きな人からのマッサージ」ということで安心してもらえるようにしましょう。
また、力の加減やマッサージする部位については、かかりつけの動物病院に相談しておくとよいでしょう。
患部に力を入れすぎると、炎症を起こす可能性があるので、注意しましょう。
体の部位によって敏感さが異なるため、間違った力を加えると不快感を与え、効果が得られないことがあります。
排泄がうまくいかない原因が生理的な便秘ではなく、病的な便秘の場合は、マッサージが逆効果になることもあります。
そのため、どのようなマッサージを採用するにしても、その原因を理解した上で行うことが大切です。
下記のグローブをつけてマッサージを行うと血行を促進し、抜け毛も取り除くことができるのでおすすめです。
犬の便秘は何日から?
2日ほど排便がない場合、便秘になっている可能性が高いです。
わんちゃんによって個体差はありますが、健康であれば、1日1回は排便をします。
もちろん排便の回数や量は、運動量、年齢、与えているドッグフード、水分摂取量によって変わってきます。
特に難しいことではなく、愛犬の排便の回数は、一緒に暮らしていると自然に把握できるようになります。
たとえば、「食後は必ずオシッコをする」、「飼い主がいてる前では排便をしない」などさまざまです。
いつもよりうんちが柔らかいなど小さな異変に気付いてあげることが大切です。
なので、普段から愛犬の健康管理をする上で、排便の回数や量に目を配るようにしましょう。
犬が便秘の可能性があるときの症状とは?
便秘の症状
・排便に時間がかかる
・排便の時に痛みで鳴く
・食欲が低下する
・運動量が低下する
またウンチの状態も水分量が少なく、パサパサの状態だと便秘の可能性があります。
水分摂取が苦手な子もいるので、ドッグフードをお湯でふやかしたり、ウエットフードを与えて水分を摂取するようにしましょう。
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いかがでしたでしょうか。愛犬の便秘の原因を知ることで、改善することができます。
普段から愛犬の様子に気を配って、異変にいち早く気付いてあげることが大切です。
しかし、病気による便秘の可能性もありますので、決めつけで判断はせずに、獣医さんに相談しましょう。
便秘の原因
・食べ物の影響や水分不足
・生活環境の影響
・運動不足
・薬の影響
・老化の影響
便秘の予防法
・運動させる
・水分をたくさん与える
・食物繊維を与える
・お腹のマッサージをする