犬好きさんなら「犬にモテたい!」と思いますよね。
でも、近づくと吠えられたり、撫でようとしたら逃げられたりと悲しい経験をした方はいるのではないでしょうか。
もしかしたら、良かれと思っていた行動が犬にとっては負担になっていたかもしれません。
この記事では犬に好かれるためのポイントをまとめてみました。
犬にモテる人の特徴を知って、触れ合うときの参考にしてください。
筆者の赤おにです。
犬(主にフレンチブルドッグ)の役立つ情報を発信しています。
- 『フレンチブルドッグの秘密の世界』 運営者
- ペット栄養管理士
- 愛玩動物飼養管理士2級
- 犬の飼育経験10年
- フレンチブルドックを飼育中
犬にとっていい人とは?
犬にモテるためには犬にとっていい人になれるかどうかがポイントです。
では、犬はどのような人が好きなのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
おやつをくれる
犬はとても食いしん坊なので、おやつをくれる人が大好きです。
はじめのうちは警戒心でビクビクしていても、おやつを目の前に出されると心を許してしまう犬は少なくありません。
犬に好かれたいのなら、おやつで気を引く方法は迅速かつ効果的でしょう。
落ち着いている
犬は冷静で落ち着きのある人を好みます。
相手が落ち着いていると警戒心が薄れ、いい人だと認定してもらえるからです。
一方で、騒がしい人や動きが激しい人は自分より大きく見えて、怖いと感じてしまいます。
落ち着いて行動するだけで犬との距離が縮まるかもしれません。
優しく話しかけてくれる
人間と同じように、犬も優しく話しかけられると落ち着いてコミュニケーションを取れます。
言葉が通じなくても、あたたかな雰囲気と穏やかな口調は犬にとっていい人かどうか判断する貴重な材料です。
自分の気持ちに寄り添ってくれていると感じ、甘えるしぐさを見せるかもしれません。
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犬に好かれているサイン
犬にとっていい人になるためには、犬の警戒心を解くことが大切だとわかりました。
では、犬はいい人に出会った場合、どのような行動を取るのでしょうか。
しっぽを振る
しっぽは犬にとって大切なコミュニケーションツールです。
振り方によって感情は異なりますが、横に大きく速く振っているときは喜びと高揚感であふれています。
また、ゆっくり振っているときもリラックスしている状態なので、好かれているサインと言っていいでしょう。
耳を下げている
耳を下げたり、ペタンと後ろに倒したりするしぐさは甘えや服従による行動です。
相手に対して敵意がないことを伝えようとしています。
かわいがってほしいという愛情表現のひとつなので、安心して触れ合うことができますね。
背中を見せる
背中を見せる行動は信頼関係が構築されているサインです。
相手に背中を見せる行為は何をされるかわからず、無防備な状態です。
つまり、相手に自分の弱い部分を見せられるほど「あなたのことが大好きです」という最大級の信頼の証です。
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犬に嫌われているサイン
先ほどご紹介した犬に好かれているサインは、犬が好意を寄せるときの代表的な行動なので覚えておきたいですね。
一方で、犬に嫌われているときはどのようなサインを見せるのか確認しておきましょう。
吠える
犬は知らない人が近づくと吠えることがあります。
これは相手を敵とみなして、自分を守るために威嚇しているからです。
唸っていたら特に注意が必要です。
激しく怒っている状態なので、落ち着くまで待つか速やかにその場を離れてください。
震える
震える様子が見られたときは犬が恐怖やストレスを感じています。
花火や雷の音で飼い主や物陰に隠れて震えていたことはありませんか。
これは助けを求めるサインであり、その対象が人だった場合、いい人か悪い人かわからなくて犬は不安な状態です。
無理やり近づくと余計に怯えさせてしまうので、一定の距離を保って様子を見ましょう。
腰が引ける
犬は恐怖心に襲われると、腰が引けてしっぽを丸めることがあります。
これは体重を後ろ足にかけてることで、いつでも逃げ出せるように予防線を張っている状態です。
噛みつかれる可能性もあるので、警戒心を無理に解こうとせず、そっとしておきましょう。
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犬に好かれるためには【身だしなみ編】
ここからは、犬に好かれるための具体的なポイントをご紹介します。
【身だしなみ編】と【行動編】で合わせて8つあるので、ひとつずつ確認していきましょう。
無臭、自然な体臭
犬は嗅覚に優れていて、その能力は人間の3,000倍から10,000倍です。
匂いで相手を認識して覚えるため、その人らしい自然な匂いが犬にとって安心材料となります。
一方で、人間にとっては微々たる匂いでも、香水や芳香剤は犬にとって刺激が強いので控えましょう。
マニキュア、指輪などの貴金属をしない
犬に好かれるためには派手な装飾はせず、手元はシンプルに保ちましょう。
マニキュアは独特な臭いを発したり、パーツが落ちて誤飲したりとマイナスな面が目立ちます。
また、貴金属はぶつかったり、毛が絡まったり、犬に不快な思いをさせる恐れがあります。
帽子、サングラスをしない
犬は人間の表情で感情を読み取れると言われています。
しかし、帽子やサングラスで顔を覆ってしまうと犬はどこを見ればいいのかわからず、不安を感じやすくなります。
犬と接するときは目を見て話すことを念頭に置き、顔は隠さず受け入れやすい状態をつくりましょう。
落ち着く色の服を着る
犬がはっきりと認識できる色は青と黄色とその中間色です。
赤やその他の色は認識できず、グレーがかって見えています。
そのため、犬と落ち着いて触れ合うときは刺激となりうる青と黄色は避けて、ストレスを感じさせない色の服を着用しましょう。
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犬に好かれるためには【行動編】
犬に好かれるための身だしなみが整ったら、次は行動を意識していきましょう。
行動編も具体的に4つご紹介します。
笑顔でいる
犬も人と同じく、笑顔を見せてくれる人に心を開きます。
口角を上げてニコニコと笑っていると、犬は敵意を感じず、自分を受け入れてくれると感じるようです。
犬はあまり視覚に頼らない動物ですが、視力は0.2~0.3程度とゼロではありません。
視覚からの情報も提供できるように、自然な笑顔を心がけたいですね。
いきなり距離を詰めすぎない
かわいさのあまり、興奮して大はしゃぎで犬に近づいた経験はありませんか。
実は、この行動は犬に好かれない典型的なパターンです。
私たち人間も初対面で勢いよくこられると脅威を感じるように、いきなり距離を詰められると犬も警戒してしまいます。
距離感を図るためには、まずは犬のペースに任せてみましょう。
その際、犬の正面に立って動きを塞いだり、上から見下ろして威圧感を与えたりしないようにしてください。
犬が自発的に近づいてくるのを待てるといいですね。
しつこくしない
犬に好かれるには、しつこくしないことも大切です。
怖がっているのに撫でようとしたり、無理やり抱っこしようとしたりするのは犬の気持ちを無視しているため嫌われるだけです。
犬と接するときは心にゆとりを持ち、ゆったりと構えましょう。
少し時間を空けたり、何度か会ったりしたあとで、犬が情報収集をして「この人はいい人だ」と判断してくれる可能性もあります。
大声を出さない
犬は聴覚に優れているので、大声を聞くとビクッとしてしまいます。
敵がいるとみなして一瞬で警戒モードに突入するため、大声を出して近づく行為は大変危険です。
また、低い声も威嚇の対象となるため、犬に話しかけるときは声のトーンを高くして、穏やかな口調を心がけましょう。
犬の知能は2~3歳と言われています。子どもに接するときのような優しい雰囲気も大切ですね。
まとめ
犬にモテるための特徴を詳しくご紹介しました。
犬に好かれるには、まずは犬に嫌われる行動を避けて、受け入れやすい環境を整えることが大切です。
遺伝的に警戒心が薄く人懐っこい犬種はいますが、各々に個性があることを忘れずに優しく犬に寄り添ってください。
きっと、思いやりの気持ちを忘れずにいれば、自然と犬にモテるようになれますよ。